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総-1入院について(その6) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》
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病院薬剤師におけるこれまでの議論の概要
薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ(抜粋)

令和3年6月30日

◆ (薬剤師確保)
全国の薬剤師総数に基づき薬剤師の養成数を考えるとともに、薬剤師の従事先には業態の偏在や地域偏在があり、偏在を解消する
ための薬剤師確保の取組が必要である。特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題である。医療計画における医療従事者の確保の取組、地
域医療介護総合確保基金の活用や自治体の予算による就職説明会への参加、就業支援、復職支援、奨学金の補助などの取組のほか、
実務実習において学生の出身地で実習を受けるふるさと実習の取組などが実施されているが、取組の実態を調査するとともに、需要
の地域差を踏まえ、これらの取組の更なる充実も含め、地域の実情に応じた効果的な取組を検討すべきである。

薬剤師確保計画ガイドライン(抜粋)(令和5年6月9日)
◆ 薬剤師確保計画
(1)計画に基づく対策の必要性
地域医療介護総合確保基金については、これまでも医療従事者の確保のために活用されてきたが、限りある財源を有効に活用する
ためにも、病院薬剤師の確保、薬剤師少数区域や薬剤師少数都道府県における薬剤師の確保に重点的に用いるべきである。
(2)薬剤師確保の方針
業態間での偏在状況について、全国的に病院薬剤師の偏在指標が目標偏在指標を下回っていることを踏まえると、病院薬剤師の確
保策の充実が図られるべきである。

薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(薬剤師の偏在への対応策)(抜粋)

令和5年3月29日

◆ (病院・薬局間の給与拡散の実態)
20代での病院・薬局間の給与格差が病院への就職に影響していることが考えられる中、病院における対応策として、薬局に近づく
よう、年代別の給与水準の上昇率をなだらかにし、生涯年収は変えずに20代、30代の給与水準を高くすることが考えられる。
◆ (病院で働く薬剤師を増やすための方策)
✓ 年齢が高くなるに従い、薬局薬剤師において「いずれの条件でも勤務したくない」という薬剤師の割合が高くなる傾向がみられ
たが、これは業態の違いにより業務スキルが異なり、業態を超えて転職をする際に業務スキルを身に付ける際の障壁が大きくな
るためと考えられた。このことから、病院で働く薬剤師を増やすためには20代~40代の薬剤師をターゲットとして確保策を企画
することが有用と言える。また勤務してもよいと考える条件の最上位に給与面が挙げられていたものの、 仕事面、生活面につい
ても相応に高い割合で回答されていたことから、給与面だけでなく仕事面、生活面の条件を、求職する薬剤師にとって魅力的な
ものとすることや、求職する薬剤師の個人属性に応じたアピールをすることで、病院で働く薬剤師を増やすことにつながると考
えられる。