よむ、つかう、まなぶ。
総-1入院について(その6) (28 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
医師の診療科偏在における課題と論点
(手術の休日・時間外・深夜加算1について)
• チーム制では、緊急呼び出し当番を行った医師は翌日を休日とする必要があり、当番中に診療を実施しなかっ
た場合は、翌日を休日としなくて差し支えないものの、予め診療の実施の有無を予見することは困難と考えら
れるため、診療が実施されなくとも、通常、緊急呼び出し当番の翌日は休日として扱われることになると考え
られる。
(外科医の現状について)
• 外科の医師数の推移の内訳を見てみると、一般外科・消化器外科以外の全ての診療科で増加傾向にある一方で、
一般外科・消化器外科は一貫して減少している。
• 時間外・休日労働時間が年1,860時間換算を超える医師の割合が高い診療科は脳神経外科(9.9%)、外科
(7.1%)、形成外科(6.8%)、産婦人科(5.9%)、 救急科(5.1%)であった。
(診療科偏在の是正に向けた取組)
• 令和6年12月にとりまとめられた「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」において、外科医師が
比較的長時間の労働に従事している等の業務負担への配慮・支援等の観点での手厚い評価について必要な検討
を行うこととされた。
• 各病院の消化器外科医師数によって機能分化を図り、がんの症例数が少なかった病院が、術後のフォローアッ
プと化学療法に特化し、全てのがん症例を拠点的な病院に紹介することで、拠点的な病院で高度な手術を実施
する一方、化学療法については大学病院に通うことなく、近隣の病院で実施できるようになった事例がある。
• 所属外科医師数が1~2人の医療機関の多くは、年間の手術件数が100件未満であり、3~5人の医療機関でも、
半数以上は年間手術件数が500件に満たない。
• 消化器外科領域の高度な手術の実施状況をみると、全医療機関の多くは年間の手術件数が50件未満である一方、
大学病院本院の多くが200件/年以上実施しており、その他に200件/年以上実施している施設の多くは、総合入
院体制加算、急性期充実体制加算届医療機関である。
• 総合入院体制加算と急性期充実体制加算では、悪性腫瘍400件/年以上や、腹腔鏡下手術100件/年以上等の実績
要件を設けている。
• 大学病院を含む一部の病院では、全国的に減少している消化器外科医など外科医の診療体制を維持するため、
外科医等への処遇改善を実施している。
28
(手術の休日・時間外・深夜加算1について)
• チーム制では、緊急呼び出し当番を行った医師は翌日を休日とする必要があり、当番中に診療を実施しなかっ
た場合は、翌日を休日としなくて差し支えないものの、予め診療の実施の有無を予見することは困難と考えら
れるため、診療が実施されなくとも、通常、緊急呼び出し当番の翌日は休日として扱われることになると考え
られる。
(外科医の現状について)
• 外科の医師数の推移の内訳を見てみると、一般外科・消化器外科以外の全ての診療科で増加傾向にある一方で、
一般外科・消化器外科は一貫して減少している。
• 時間外・休日労働時間が年1,860時間換算を超える医師の割合が高い診療科は脳神経外科(9.9%)、外科
(7.1%)、形成外科(6.8%)、産婦人科(5.9%)、 救急科(5.1%)であった。
(診療科偏在の是正に向けた取組)
• 令和6年12月にとりまとめられた「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」において、外科医師が
比較的長時間の労働に従事している等の業務負担への配慮・支援等の観点での手厚い評価について必要な検討
を行うこととされた。
• 各病院の消化器外科医師数によって機能分化を図り、がんの症例数が少なかった病院が、術後のフォローアッ
プと化学療法に特化し、全てのがん症例を拠点的な病院に紹介することで、拠点的な病院で高度な手術を実施
する一方、化学療法については大学病院に通うことなく、近隣の病院で実施できるようになった事例がある。
• 所属外科医師数が1~2人の医療機関の多くは、年間の手術件数が100件未満であり、3~5人の医療機関でも、
半数以上は年間手術件数が500件に満たない。
• 消化器外科領域の高度な手術の実施状況をみると、全医療機関の多くは年間の手術件数が50件未満である一方、
大学病院本院の多くが200件/年以上実施しており、その他に200件/年以上実施している施設の多くは、総合入
院体制加算、急性期充実体制加算届医療機関である。
• 総合入院体制加算と急性期充実体制加算では、悪性腫瘍400件/年以上や、腹腔鏡下手術100件/年以上等の実績
要件を設けている。
• 大学病院を含む一部の病院では、全国的に減少している消化器外科医など外科医の診療体制を維持するため、
外科医等への処遇改善を実施している。
28