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資料3-1 福祉人材確保専門委員会における議論の整理 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65945.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第31回 11/17)《厚生労働省》
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Ⅲ.若者・高齢者・未経験者などの多様な人材の確保・育成・定着
1.多様な人材の確保・育成・定着の必要性
(多様な人材の確保・育成の状況)
○ 現在の第9期介護保険事業計画の介護サービス見込み量等に基づき、都道
府県が推計した介護職員の必要数を集計すると、2040 年度には約 272 万人
の介護職員数が必要とされている。
生産年齢人口が減少していく中で、介護分野で働く人材を増やすためには、
これまで以上に、介護に知見のある者だけでなく、若者・高齢者・未経験者
などの多様な人材を確保し、働きやすい職場づくりを推進することが必要で
ある。


介護職員の年齢構成について、施設等の介護職員と訪問介護員で多少の差
異はあるものの、いずれも 40∼49 歳・50∼59 歳がボリュームゾーンとなっ
ている。また、65 歳以上の職員は施設等では 7.6%、訪問介護では 14.5%
となっている。
性別で見ると、女性が施設等では 70%以上、訪問介護では 80%以上を占
めている。
また、就業形態としては、施設等では 25.7%、訪問介護では 30.8%が有
期雇用となっている。



さらに、介護福祉士養成施設の状況を見ると、令和7年4月1日時点の定
員 13,628 人に対し、入学者が 7,970 人と、定員充足率は 58.5%となって
いる。また、そのうち留学生が 4,532 人と、半数以上を占めている現状にあ
る。

2.多様な人材の確保・育成・定着のための取組
(介護に関する情報発信・魅力発信)
○ このような状況の中、多様な人材に介護分野で働いてもらうためには、介
護に関する情報発信・魅力発信が必要である。また若者との関係では、教員
や保護者などが魅力的な就職先として介護分野を認識していないことなどが
考えられ、情報発信の方法について工夫が必要である。


これまでも、魅力発信に関するポータルサイトを作成するとともに、現役
の介護職員により仕事の魅力・やりがい・誇りなどを発信してきたところで
あるが、更にこういった取組の中で、介護現場ではテクノロジーの導入が進
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