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全国自治体病院開設者協議会 令和7年度5月20日提出 要望書 (19 ページ)
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出典情報 | 全国自治体病院協議会 定例記者会見(5/22)《全国自治体病院協議会》 |
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2)他の医療職種へのタスク・シフト/シェアの推進支援と DX の導入推進
看護職は患者、家族の最も身近な存在としてチーム医療の中心的な役割を担っている。
本来の看護業務に専念し、安全かつ質の高い看護を提供するために介護福祉士や看護補
助者など他の医療職種等とのタスク・シフト/シェアの推進を支援すること。また、ベ
ッドサイドでのパソコン、モバイル端末活用による看護業務の効率化を進めることがで
きるよう支援すること。
3)オンライン研修等を活用した学習機会の整備と財政的支援
ICT を活用したオンライン研修等、全国どこにいても公平な受講機会を確保するための
教育体制の整備および地方の研修・教育機関への職員派遣等に対して、財政措置を含め
た支援を行うこと。
4)特定看護師の積極的 PR および研修実施への財政的支援
国民に特定看護師の果たす有益な役割とその実績を積極的に PR するとともに、これら
特定看護師のさらなる育成充実を図るための特定行為指定教育機関や実習協力機関等
をさらに整備拡充し、財政的支援を行うこと。
5)感染管理専門・認定看護師の育成に対する財政的支援
新感染症法に基づく今後の新興感染症対策のためにも、そのスペシャリストである感染
管理専門看護師・認定看護師等のさらなる育成が必要とされる。これらの育成に対して、
財政措置を含めた支援を行うこと。
(3)臨床工学技士確保対策について
現代の医療は複雑に高度化した多種多様な医療機器なしには成り立たない。しかし、専
門性を持って医療機器を管理・操作する臨床工学技士の評価は、診療報酬上極めて低く、
多くの医療施設では安全対策を講ずる上での最低限の人員しか採用されておらず、脆弱
な体制の中で医療機器管理業務、生命維持管理装置の操作業務に従事している状況であ
る。
医療機器管理業務での問題点としては、臨床工学技士は臨床現場におけるインフラ整備
とも言われる輸液ポンプ、生体情報モニターをはじめ、患者の生命維持に直結する生命
維持管理装置などの高度管理医療機器から、在宅治療で使用する在宅人工呼吸器などの
医療機器等も含め、多種多様な医療機器について、計画的、定期的な保守点検を実施し
なければならないが、現状の人員体制では対応が困難な状況となっている。
また、新興感染症(COVID-19)などの呼吸器疾患、循環器疾患などにより重症化した患
者では、人工呼吸器、体外式膜型人工肺(ECMO)、血液浄化装置など数多くの生命維持管
理装置を装着し治療にあたる必要があるが、生命維持管理装置を装着した場合、それら
医療機器の操作、管理、トラブル対応などのため臨床工学技士は24時間体制で患者対
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看護職は患者、家族の最も身近な存在としてチーム医療の中心的な役割を担っている。
本来の看護業務に専念し、安全かつ質の高い看護を提供するために介護福祉士や看護補
助者など他の医療職種等とのタスク・シフト/シェアの推進を支援すること。また、ベ
ッドサイドでのパソコン、モバイル端末活用による看護業務の効率化を進めることがで
きるよう支援すること。
3)オンライン研修等を活用した学習機会の整備と財政的支援
ICT を活用したオンライン研修等、全国どこにいても公平な受講機会を確保するための
教育体制の整備および地方の研修・教育機関への職員派遣等に対して、財政措置を含め
た支援を行うこと。
4)特定看護師の積極的 PR および研修実施への財政的支援
国民に特定看護師の果たす有益な役割とその実績を積極的に PR するとともに、これら
特定看護師のさらなる育成充実を図るための特定行為指定教育機関や実習協力機関等
をさらに整備拡充し、財政的支援を行うこと。
5)感染管理専門・認定看護師の育成に対する財政的支援
新感染症法に基づく今後の新興感染症対策のためにも、そのスペシャリストである感染
管理専門看護師・認定看護師等のさらなる育成が必要とされる。これらの育成に対して、
財政措置を含めた支援を行うこと。
(3)臨床工学技士確保対策について
現代の医療は複雑に高度化した多種多様な医療機器なしには成り立たない。しかし、専
門性を持って医療機器を管理・操作する臨床工学技士の評価は、診療報酬上極めて低く、
多くの医療施設では安全対策を講ずる上での最低限の人員しか採用されておらず、脆弱
な体制の中で医療機器管理業務、生命維持管理装置の操作業務に従事している状況であ
る。
医療機器管理業務での問題点としては、臨床工学技士は臨床現場におけるインフラ整備
とも言われる輸液ポンプ、生体情報モニターをはじめ、患者の生命維持に直結する生命
維持管理装置などの高度管理医療機器から、在宅治療で使用する在宅人工呼吸器などの
医療機器等も含め、多種多様な医療機器について、計画的、定期的な保守点検を実施し
なければならないが、現状の人員体制では対応が困難な状況となっている。
また、新興感染症(COVID-19)などの呼吸器疾患、循環器疾患などにより重症化した患
者では、人工呼吸器、体外式膜型人工肺(ECMO)、血液浄化装置など数多くの生命維持管
理装置を装着し治療にあたる必要があるが、生命維持管理装置を装着した場合、それら
医療機器の操作、管理、トラブル対応などのため臨床工学技士は24時間体制で患者対
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