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資料16 省力化投資促進プラン(案)建設業 (12 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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建設業におけるICT活用の優良事例
業務フロー

施工(工事)
(Web現場見学会によるICT新技術の社内講習事例)

完成検査・出来形確認
(遠隔臨場を用いた生産性向上への取組み)

課題

茨城県内での高速道路の建設工事において、ICTを活用した新技術・
新工法(地盤改良工法の自動打設システム)での施工を初めて実施
したため、社内でのナレッジ展開を図ることとなった。コロナ禍で現場で
の臨場が困難であり、現場への移動等を考慮すると生産性の面でも
課題があった。

土木工事においては必要に応じて監督職員の立会のもと、段階確認や材料
確認を受ける必要があるが、立会の頻度が高くなると、監督職員の移動や立
会の時間調整に伴う作業の遅延等、監督職員の負担増となることが課題。

ウェアラブルカメラ・web会議ツールを活用することで、遠隔臨場によ
るweb現場見学・講習会を実施。現場の管理者がウェアラブルカメラ
を持って歩き回ることで、現場の雰囲気を伝えることができた。

ウェアラブルカメラを1台導入、現場事務所に大型モニターを設置し、遠隔で
の現場確認に活用

取組内容

作業状況のライブ中継 (左:運転席 右:オペレーションモニター)

取組の効果

生産性
遠隔でのweb会議形式とすることで全国から50名程度の参加者が遠
隔臨場できたため、その分の現場移動時間の削減効果があった。ま
た、状況を録画することで今後の講習へも活用できるため、研修の効
率化にも繋がる。
品質
ウェアラブルカメラでの双方向通話による現場ライブ映像とすることで、
録画映像と異なり、参加者の疑問点に対して見たい部分をピンポイント
で解説することができた。

実施状況(撮影)

実施状況(閲覧)

事務所大型モニター

生産性
検査の頻度が高いものや時間が不規則なものに関して有効であり、立会の
時間調整に伴う作業の遅延防止や監督職員の負担軽減を実現した。

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