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資料16 省力化投資促進プラン(案)建設業 (11 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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建設業におけるICT活用の優良事例
業務フロー

労務・安全管理
(現場状況と現場作業員の健康状態を遠隔監視する取組)

測量・設計
(自律飛行ドローンを利用した坑内無人巡回システム)

課題

多くの重機・ダンプトラック・作業員が広範囲で稼働している中、夏の炎天
下や冬の低気温時には特に健康状態の管理が求められていた。

施工中のトンネルでは、異常の監視が常時必要だが、目視では限界があっ
たところ、遠隔地からでも異常検知が可能なドローンによる自動巡回を検
討。

・作業員や車両に取り付けたウェアラブルクラウドカメラからの映像を元に、
職長がパソコンやスマートフォンから遠隔で現場を確認できる体制を構築。
・高齢作業員の健康管理対策としてリストバンド型健康管理システムを導
入。各現場作業員が腕に装着した計測器にて脈拍をリアルタイムで測定
し、管理者がパソコンやスマートフォン上から健康状態を確認。

特徴点の少ない場所でも自律飛行が可能なドローンにより点検することで、
山岳トンネル坑内でも安定した飛行を実現。
本システムは、遠隔操作で充電ポートから離陸し、飛行指示情報が入った
マーカーをドローンに搭載されたカメラが読み取ることで、自律飛行を可能
とした。

取組内容

データ通
信機

リストバンド型
脈拍計測器
職員に装着したウェア
ラブルクラウドカメラ

取組の効果

各カメラ映像を確
認できる管理画面

リストバンド型脈
拍計測器と通信機

生産性
遠隔での現場管理が可能となることでの移動時間の削減に加え、空いた
時間で事務所での書類作成等の他業に充てることができ、生産性向上に
繋がった。
安全性
健康管理システムの導入により日々の健康状態が可視化されるため、何
らかの異常が見られた場合の早期発見・対策に繋がり、かつ作業員の安
全・健康への意識向上にも寄与

今回使用したドローン

自律飛行ドローンによる定期巡回点検
のイメージ

生産性
従来方法(坑内への立ち入り+暗所での目視点検)と比較し、遠隔点検が
可能となることで、事務所-現場間移動・坑内歩行時間の削減、及び点検
自体の省力化を実現。

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