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参考資料2 高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別)) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25107.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第15回 4/13)《厚生労働省》
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番号
4)


対象と方法

主な結果

医療経済研究・社会保険福祉協会:高齢者医薬品安全使用推進事業に係る調査研究 報告書.
平成31年3月.
・75歳以上の在宅療養患者(1,211人)ある ・在宅療養患者では、平均処方薬剤種類数は
いは特別養護老人ホーム入所者(925人)

6.5種類であり、60%が6種類以上であった。

・首都圏の一市町村のレセプトデータ(人口 ・特別養護老人ホーム入所者では、平均処方
約40万人、75歳以上人口約4万人)
・処方薬剤種類数(頓服薬を含む)
・2014年10月に調剤された薬
・併存疾患や組み合わせ等にかかわらずPIMs
となる薬剤について、PIMsとして評価

薬剤種類数は4.9種類であり、41%が6種
類以上であった。
・よく使われているPIMsは在宅療養患者/特
別養護老人ホーム入所者で共通しており、
催眠鎮静薬・抗不安薬(26%/19%)
、利尿薬
(23%/20%)
、H2受容体拮抗薬(10%/7%)

糖 尿 病 治 療 薬(7%/5 %)及 びNSAIDs
(7%/4%)に分類される薬剤が多かった。



・日本慢性期医療協会の会員病院

・回復期リハビリテーション病棟への入院患

・回復期リハビリテーション病棟(250人)、

者では、平均処方薬剤種類数は入院時6.9種

地域包括ケア病床(177人)
、医療療養病床

類であり、入院1か月時及び退院時(死亡退

(299人)あるいは介護療養型医療施設(44

院を除く)6.6種類であった。入院時の62

人)に1か月以上入院/入所し、2018年10

%は6種類以上であり、よく使われている

月に退院/退所した65歳以上の患者

PIMsはNSAIDs(22%)
、催眠鎮静薬・抗

・処方薬剤種類数(頓服指示の記録のある薬
は除外)

不安薬(20%)
、利尿薬(12%)
、糖尿病治
療薬(9%)であった。入院以降もPIMsの

・2017年11月に1,045病院に調査票を送付

傾向は同様であったが、NSAIDsの頻度は、

・有効回答が得られた病院は全体で226病院

入院1か月時15%、退院時(死亡退院を除

(22%)

く)13%と減少傾向がみられた。

・併存疾患や組み合わせ等にかかわらずPIMs ・地域包括ケア病床への入院患者では、平
となる薬剤について、PIMsとして評価

均処方薬剤種類数は入院時6.8種類、入院
1か月時6.8種類、退院時7.0種類であった。
入院時の61%は6種類以上であり、よく使
われているPIMsは利尿薬(25%)
、催眠鎮
静薬・抗不安薬(24%)
、NSAIDs(14%)

糖 尿 病 治 療 薬(10 %)で あ っ た。 な お、
PIMsの傾向は、入院1か月及び退院時(死
亡退院を除く)も同様であった。
・医療療養病床への入院患者(入院期間が6
か月未満)では、平均処方薬剤種類数は、
入院時5.8種類、入院1か月時5.2種類、入
院3か月時4.9種類と減少傾向であった。入
院時の52%は6種類以上であり、よく使わ
れるPIMsは、利尿薬(25%)
、催眠鎮静薬・
抗 不 安 薬(25 %)で あ っ た。 入 院 以 降 も
PIMsの傾向は同様であったが、催眠鎮静薬・
抗不安薬の頻度は、入院1か月時22%、入
院3か月時18%と減少傾向がみられた。

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