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参考資料3 都道府県の推薦について (316 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》
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【 長崎県が目指すがん医療連携体制 】
■現状
本県の医療圏の半数は、国指定の拠点病院等がない空白の医療圏で、
医療資源の偏在が課題である。空白の医療圏は、全て離島で、近隣の
医療圏とは隣接しておらず、支援には多くの課題がある。
県指定がん診療連携推進病院は、地域がん診療連携拠点病院の要件を
ほぼ充足(一部未充足)し、本県のがん医療の一翼を担っているが、
同一医療圏に国指定地域がん診療連携拠点病院があり、現時点で
新たに指定を受けるのは困難な状況にある。
■今後の整備方針
空白の医療圏である離島地域の医療資源の偏在を補うために長崎大
学病院を中心として、病理診断におけるあじさいネットの活用等に
よりがん医療の質の向上に努める。また離島中核病院のがん診療連
携協議会への参加や医療機器の整備、研修会の開催等引き続き
県内がん医療体制の強化を図る。
空白の医療圏との連携は、患者受療動向も錯綜していることから複
数病院での支援体制が必要となる。現在国の指定を受けている地域
がん診療連携拠点病院と、県指定がん診療連携拠点病院の体制強化
を図りつつ空白の医療圏の支援体制を構築したい。

都道府県がん診療
連携拠点病院


地域がん診療
連携拠点病院

資料5

連携

長崎県
※県全体全体の
連携・調整

がん診療連携協議会




県指定がん診療
連携推進病院

がん診療
離島中核病院

■長崎医療圏に対する考え方
長崎市は南北に長く、患者動向からみると概ね3病院に分かれて受療。
各医療機関は、それぞれの特徴を活かした分野を中心に重責を担っており、本県のがん医療に必要不可欠な医療機関である。
・長崎みなとメディカルセンター
主に五島医療圏との連携、及び長崎医療圏(南部地域) の中核病院としての実績とともに、サイバーナイフ導入等高精度放射線治療の
一翼を担う。
・日本赤十字社 長崎原爆病院
被爆県である本県の特殊性から、被爆者(・二世)に対するがん診療の実績が多い。主に上五島医療圏との連携、及び長崎医療圏
(北部地域)の中核病院としての役割を担う。緩和ケア病棟を新設し、緩和ケア医療の充実を図っている。
・長崎大学病院
県全域(一部、佐賀県等を含む)のがん診療の質の向上に貢献。がんゲノム医療拠点病院、小児がん連携病院として、特に、合併症、
小児、妊婦、多重がん等、特殊な治療を担うとともに、都道府県拠点病院として県内のがん診療医療従事者研修の企画・開催等、人材
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育成において主導的な立場を担っている。また、がん診療連携協議会において中心的役割を果たしている。