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参考資料3 都道府県の推薦について (186 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》
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がん医療圏ごとの体制整備の考え方
これらの状況や課題に鑑み、各医療圏の特性を踏まえて拠点となる医療機関を整備することで、
県内全域のがん診療提供体制の強化を図ります。
がん医療圏

体制整備の考え方

桑員

名古屋市への通勤圏内であり、愛知県との生活圏の結びつきが強い地域のため、同県への患者流出が見ら
れますが、県独自の準拠点病院である桑名市総合医療センターが当医療圏のがん医療を主に担っており、
地域内での一定の完結のためには機能強化が必要です。

三泗

本県人口の20%を超える県内最大の人口を有するがん医療圏で、市立四日市病院が地域内のがん医療を主
に担うとともに、桑員医療圏、鈴亀医療圏もカバーしていることから、これらの医療圏とのさらなる連携
強化が必要です。

鈴亀

鈴鹿中央総合病院が主に地域内のがん医療を担っていますが、隣接する三泗医療圏や津医療圏への流出入
も見られることから、これらの医療圏とのさらなる連携強化が必要です。



三重大学医学部附属病院が、県がん診療連携拠点病院として、高度の専門性を必要とするがん患者の受入
など中心的な役割を担っています。

伊賀

奈良県や滋賀県と接し、生活圏の結びつきが強い地域のため、これらの県への患者流出が見られます。地
域内の医療機関において一定のがん医療を担っていますが、隣接する津医療圏においてカバーしている現
状にあることから、津医療圏との連携によるがん診療体制の強化が必要です。

松阪

松阪中央総合病院は松阪医療圏に加え東紀州医療圏のがん医療を補完する役割を担っています。空白の医
療圏である東紀州医療圏に隣接しており、同医療圏から多くのがん患者を受け入れているため、その補完
的な役割を担うことが必要です。

伊勢志摩

伊勢赤十字病院は地域に離島や多くの中山間地域を含む当医療圏において医療を提供する役割を担ってい
ます。空白の医療圏である東紀州医療圏に隣接しており、同医療圏から多くのがん患者を受け入れている
ため、その補完的な役割を担うことが必要です。

東紀州

拠点病院等のない空白の医療圏で、高齢化の進行に伴う医療需要への対応が求められます。
当面は隣接する松阪医療圏、伊勢志摩医療圏の拠点病院等を中心にがん医療を提供するとともに、将来的
にはそれらと連携した地域がん診療病院の整備等を検討する必要があります。
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