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参考資料3 都道府県の推薦について (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》
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本県の地域特性と整備にあたっての方針

がん診療については基本的に二次医療圏内で対応しているが、専門的で高度ながん診療については二次
医療圏の枠を超えて県全域で対応している。
このため、地域がん診療連携拠点病院については4つの二次医療圏を基本として整備しているところで
あるが、人口も医療資源も金沢市を中心とする石川中央医療圏に集中しており、国が定める指定要件を満
たす医療機関が、能登北部・能登中部医療圏には存在せず、南加賀医療圏には存在するものの、その診療
レベル等は単独でがん診療の核となるには十分とは言えない状況にある。
地域がん診療連携拠点病院の整備にあたっては、各医療機関の診療レベル、スタッフを含めた体制整備
の状況及び患者の受療動向等を総合的に勘案して、医療圏内に所在する医療機関に拘らず、がん診療の核
となりうる複数の医療機関が役割分担をしながらがん診療を担う体制の構築を目指す。



県立中央病院と金沢大学附属病院の役割分担

金沢大学附属病院は、特定機能病院として、薬物療法や放射線治療などの専門部署であるがんセンター
を置き、がんの集学的治療を行うとともに、地域がん診療連携拠点病院等のがん医療の中心となる医師を
対象とした薬物療法、放射線治療、緩和ケア等に関する研修を行うなど、地域がん診療連携拠点病院のが
ん診療レベルの向上を図り、本県におけるがん診療の均てん化を進めていく役割を担う。
一方、県立中央病院は、唯一の県立総合病院であり、県内すべての地域の医療機関との間で患者の受入
や紹介といった地域連携を進めているほか、積極的な診療支援を行うなど、県全域を支援する。

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