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【参考1】新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第10.0版 (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.0 版」の 周知について(8/21付 事務連絡)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 10.0 版 ●6 院内感染対策

1 職員の健康管理

医療従事者の健康管理は院内感染対策上も重要である.体調管理(体温測定や咳・咽頭痛な

どの有無の確認)を行い,体調に変化があった場合は,早めに申告し,積極的に抗原検査を行

うなど勤務先の指示に従う.なお,新型コロナワクチンに関して,前回の接種から一定期間経
過している医療従事者は令和 5 年春開始接種の対象となっている.

2 個人防護具

COVID-19 の患者(疑い患者を含む)の診療ケアにあたる医療従事者は,⾶沫による粘膜曝

露とエアロゾル粒⼦の吸⼊を防ぐため,サージカルマスクを着⽤する.必要に応じてゴーグル
やフェイスシールドで⽬を防護する.エアロゾル産⽣⼿技を実施する場合には,N95 マスクの
着用が推奨される.

表 6-2 個人防護具の選択

○ 必ず使用する △ 状況により使用する

サージカル
マスク

N95
マスク

手袋

ガウン

眼の防護

診察
(飛沫曝露
リスク大)* 1











診察
(飛沫曝露
リスク小)* 2











呼吸器検体
採取

















































エアロゾル
産生手技

環境整備

リネン交換

患者搬送* 3

エアロゾル産生手技:
気管挿管・抜管
気道吸引
ネーザルハイフロー装着
NPPV 装着
気管切開術
心肺蘇生
用手換気
上部消化管内視鏡
気管支鏡検査
ネブライザー療法
誘発採痰 など

*1:飛沫リスク大:患者がマスクの着用ができない,近い距離での処置など,顔面への飛沫曝露のリスクが高い.
*2:飛沫リスク小:患者はマスクを着用し,顔面への飛沫曝露のリスクは高くない.
*3:患者搬送:直接患者に触れない業務(ドライバーなど)ではガウンは不要.
出典:日本環境感染学会.医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 5 版.2023.1.17.

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