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【参考1】新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第10.0版 (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.0 版」の 周知について(8/21付 事務連絡)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 10.0 版 ●5 薬物療法

ない

投与時の注意点
添加剤であるポリソルベート 80 は,ポリエチレングリコール(PEG)と構造が類似し
ているため,PEG 含有の新型コロナワクチン(ファイザー社およびモデルナ社製)と交差
過敏症のリスクが指摘されている.
<発症後の重症化抑制>
現時点では,安定的な供給が難しいことから,本剤特有の効能である発症抑制目的での
投与についてのみ,本剤が配分されている.
<曝露前の発症抑制>
・オミクロンに対して,本剤の有効性が減弱していると考えられるため,曝露前の発症抑
制の適応については,同様の対象者に使用可能な他の治療薬がないことから,慎重に投
与を検討することとし,その際の用量は,チキサゲビマブおよびシルガビマブを,それ
ぞれ 300 mg とすることを基本とすること.
・COVID-19 の予防の基本はワクチンによる予防であり,本剤はワクチンに置き換わる
ものではない.
・COVID-19 患者の同居家族または共同生活者等の濃厚接触者ではない者に投与すること.
これらの同居家族またはは共同生活者等の濃厚接触者における有効性は示されていない.
特定の背景のある患者への投与
カシリビマブ/イムデビマブの項を参照のこと.
入手方法
・本剤(チキサゲビマブ/シルガビマブ)は安定的な入手が可能になるまでは,一般流通
は行われず,厚生労働省が所有したうえで,発症予防目的の投与については,対象となる
患者が発生した医療機関からの依頼に基づき,無償で配分される.詳細は最新の事務連絡
を参照すること.

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