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参考資料1_看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年度策定) (61 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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「学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標」の構成
「学士課程版実践能力と到達目標」は学士課程で養成される看護師の看護実践に必要
な5つの能力群と、それらの能力群を構成する 20 の看護実践能力、また、それらの卒業
時の到達目標と教育の内容、期待される学習成果で構成されている。
○ 看護実践能力の定義
ここでは、看護実践を構成する5つの能力群と、それぞれの群を構成する 20 の看護実
践能力について定義する。
5つの群と20の看護実践能力の一覧
Ⅰ群

ヒューマンケアの基本に関する実践能力

1)看護の対象となる人々の尊厳と権利を擁護する能力
2)実施する看護について説明し同意を得る能力
3)援助的関係を形成する能力
Ⅱ群

根拠に基づき看護を計画的に実践する能力

4)根拠に基づいた看護を提供する能力
5)計画的に看護を実践する能力
6)健康レベルを成長発達に応じて査定(Assessment)する能力
7)個人と家族の生活を査定(Assessment)する能力
8)地域の特性と健康課題を査定(Assessment)する能力
9)看護援助技術を適切に実施する能力
Ⅲ群

特定の健康課題に対応する実践能力

10)健康の保持増進と疾病を予防する能力
11)急激な健康破綻と回復過程にある人々を援助する能力
12)慢性疾患及び慢性的な健康課題を有する人々を援助する能力
13)終末期にある人々を援助する能力
Ⅳ群

ケア環境とチーム体制整備に関する実践能力

14)保健医療福祉における看護活動と看護ケアの質を改善する能力
15)地域ケアの構築と看護機能の充実を図る能力
16)安全なケア環境を提供する能力
17)保健医療福祉における協働と連携をする能力
18)社会の動向を踏まえて看護を創造するための基礎となる能力
Ⅴ群

専門職者として研鑽し続ける基本能力

19)生涯にわたり継続して専門的能力を向上させる能力
20)看護専門職としての価値と専門性を発展させる能力
(「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会 最終報告」(平成23年3月)より抜粋)

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