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参考資料1_看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年度策定) (59 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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参考資料1
文部科学省における看護学教育に関する検討の経緯
医科大学等設置調査会看護学部部会(昭和49年)
看護学部を設置する必要性やその形態について検討した結果、大学における看護学教育に
ついて以下の提言が行われた。
・医学・医療の高度化に伴い、看護短期大学の増設を急ぐため、その教員等指導者層を確
保するために、看護大学(看護学部)の設置を急ぐ必要がある。
・実習病院の必要性に鑑み、医学部をおく大学に看護学部を設置することが望ましい。
・専門教育科目については看護学の立場から統合、再構成された内容とする。従来の看護
教育の在り方を再検討してその教育内容を精選集約することが必要である。なお、この
措置により、保健婦、助産婦、看護婦の国家試験受験資格要件を満たすことが可能とな
るが、助産教育はコースの選択制を設けることについても配慮する必要がある。
大学・短期大学における看護教育の改善に関する調査研究協力者会議(平成7年)
看護系大学・短期大学に適用される保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則(以下、指定
規則)について、平成3年に大綱化が行われた大学設置基準・短期大学設置基準の趣旨を踏
まえ、その弾力化について検討を行い、以下の提言を行った。
・指定規則は教育内容と教育条件の水準確保という機能を果たしているが、大学・短期大
学の発展にふさわしい規定が必要である。
・大学・短期大学が教育理念・目的に基づき体系的な教育課程を編成しやすいように、授
業科目等に関する個別かつ詳細な規定の簡素化を図る(個別の授業科目の規定を廃止し、
大枠と必要総単位数を示す)。
・指定規則に規定する教育内容の水準が大学・短期大学において担保されうるように配慮
する。
・可能な限り大学設置基準との整合性をはかる(単位制の導入)。
看護学教育の在り方に関する検討会(第二次)(平成16年)
平成14年の第一次検討会では「看護実践を支える技術学習項目」を示した。それに続い
て、第二次検討会では、学士課程の教育課程について、看護実践能力の卒業時到達目標を示
した。また、到達目標の設定にあたり、教育課程の特色を以下の5点に整理した。
・保健師・助産師・看護師に共通した看護学の基礎を教授する課程であること。
・看護生涯学習の出発点となる基礎能力を培う課程であること。
・創造的に開発しながら行う看護実践を学ぶ課程であること。
・人間関係形成過程を伴う体験学習が中核となる課程であること。
・教養教育が基盤に位置づけられた課程であること。

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