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予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分) (93 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2023/sy0506/0506d.html
出典情報 予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分)(6/30)《財務省》
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調査事案名



調





(30)民間船舶の運航・管理事業
③調査結果及びその分析

②調査の視点
1.PFI船舶の平素の稼働状況
PFI船舶の運用実態を把握し、平
素において、どのように活用が図
られているか、調査を実施する。

2.PFI基本方針との関係性
PFI船舶の運用実態が、「民間
資金等の活用による公共施設等の
整備等に関する事業の実施に関す
る基本方針(平成30年10月23日閣
議決定)」(以下「PFI基本方針」
という。)で掲げられるPFI事業の
実施による成果に沿っているもの
か、検証を実施する。

3.運用パターン別取組状況
PFI船舶の運用状況を、運搬対
象と運搬用途で類型化した上で、
PFI船舶がどのような使途で利用さ
れているのか、調査を実施する。

【調査対象年度】
平成28年度~令和4年度
【調査対象先数】
防衛省ほか:6先

1. PFI船舶の平素の稼働状況
〇稼働率(稼働率=稼働日数÷稼働可能日数(契約上の日数から整備日数を控除した日数))
PFI船舶の契約開始時(平成28年度)から令和4年度末までの稼働状況を調査したところ、両船舶の稼働率について
は、ナッチャンWorldは8.0%、はくおうは10.0%であった。【表1】【表2】
さらに、稼働時の用途を調査すると、自衛隊訓練以外では、ナッチャンWorldは民間収益事業の割合が高く、はくお
うは災害派遣利用の割合が高かった。これは、ナッチャンWorldは、HP上でイベント実績等を周知していることから映
画イベントをはじめとするイベント利用が多く、はくおうは、入浴施設等を有するという船舶の特性から、西日本の台
風や豪雨災害時の派遣、新型コロナウイルス対応(令和2年度に横浜港へ45日出航)での利用が多くなっている。

稼働可能日数

稼働日数

(うち災害派遣)

(うち収益事業)

H28年度

365日

6日

1.6%

6日

0日

0日

H29年度

311日

28日

9.0%

7日

0日

21日

H30年度

344日

66日

19.2%

7日

5日

54日

R元年度

356日

41日

11.5%

19日

11日

11日

R2年度

322日

19日

5.9%

19日

0日

0日

R3年度

365日

9日

2.5%

9日

0日

0日

R4年度

330日

23日

7.0%

23日

0日

0日

2,393日

192日

8.0%

90日(3.8%)

16日(0.7%)

86日(3.6%)

(うち災害派遣)

(うち収益事業)

【表1】(ナッチャン)

総計

稼働率

稼働可能日数

稼働日数

H28年度

365日

51日

14.0%

6日

41日

4日

H29年度

347日

25日

7.2%

5日

0日

20日

H30年度

350日

58日

16.6%

15日

40日

3日

R元年度

349日

74日

21.2%

27日

47日

0日

R2年度

351日

15日

4.3%

12日

3日

0日

R3年度

342日

13日

3.8%

13日

0日

0日

R4年度

353日

9日

2.5%

9日

0日

0日

2,457日

245日

10.0%

87日(3.5%)

131日(5.3%)

27日(1.1%)

【表2】(はくおう)

総計

稼働率

(うち訓練)

(うち訓練)

91