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予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分) (38 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2023/sy0506/0506d.html
出典情報 予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分)(6/30)《財務省》
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調査事案名



調





(13)就職支援ナビゲーター等

②調査の視点
1.分野ごとのナビゲーター
の活動状況について
分野ごとの活動状況に
バラツキが生じていない
か。

③調査結果及びその分析

④今後の改善点・検討の方向性

1.分野ごとのナビゲーターの活動状況について
今回の調査では、各ハローワークの業務報告を基に、令和4年度における分野ごとのナビゲー
ターの人数、求職者に対する支援実績を調査した(ナビゲーターが配置されている18の分野の事
業実施状況は【表1】のとおり)。
※なお、各分野の業務運営にはナビゲーターのみならずハローワークの常勤職員等も携わっ
ており、その切り分けは不可能であるため、ナビゲーターの人数で試算している。
その上で、各分野の専門窓口等で就職相談を受け付けた求職者数を予算上のナビゲーターの人
数で除して試算した「ナビゲーター1人当たりの求職者数」について、全国で実施している12分
野間で比較したところ、最大と最小の差が33倍と、事業間で大きな差が生じていた。【図1】
各ハローワークの支援現場においては、繁閑に応じて、予算上1つの分野で配置されたナビ
ゲーターが他の分野の業務も兼務している実態があると考えられる。こうした実態を厚生労働省
は把握しておらず、予算上の配置状況とその活動実態にズレが生じている可能性がある。そのこ
とが本試算における分野間の大きなバラツキにつながっている可能性があり、現場の活動実態の
把握を行うとともに適正化に取り組むべきである。

【表1】18の分野の事業実施状況

全国で
実施
(12分野)

一部地域
でのみ
実施
(6分野)

職場定着指導
を実施
(8分野)

職場定着指導を
実施していない
(10分野)

・生活保護
・新卒者
・フリーター
・障害者
・出所者
・就職氷河期
(6分野)

・職業訓練
・早期再就職
・マザーズ
・人材確保
・生涯現役
・長期療養者
(6分野)

・外国人
・日雇労働者
(2分野)

・一体的実施
・季節労働者
・福島
・地方就職
(4分野)

(注)職場定着指導とは、雇用管理改善等に関する相談等、
支援対象者を雇い入れた企業に対する支援。

1.分野ごとのナビゲーター
の活動状況について
ナビゲーターの配置人数の
適切性を検討するために、分
野ごとの活動状況を詳細に把
握し、分野横断的に比較でき
るようにすべき。
その上で、現場における活
動実態と予算の配置状況を一
致させることはもとより、求
職者に対する支援実績やナビ
ゲーターの活動実績が低調な
分野について合理化を行うな
ど、分野ごとの配置人数が適
正となるよう検討するべき。

【図1】ナビゲーター1人当たりの求職者数
(人)
2,000 1,838.2

1,500

33倍
1,000

500

269.9
56.5

0





























































求職者数
(万人)







22.8

23.9

17.1

15.3

18.0

145.6

10.1

1.5

12.9

13.6

9.1

0.8

0.6

ナビゲーター
数(人)

124

167

214

249

310

5,393

479

82

980

134

110

1,289 1,255

(注)令和4年度の求職者数と令和4年度予算におけるナビゲーター数で試算。

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