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総-5-2○診療報酬改定結果検証部会からの報告について (232 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00179.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第542回 3/22)《厚生労働省》
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⑤ 後発医薬品の使用促進に向けた効果的な取組
後発医薬品の使用促進に向けた効果的な取組として、以下が挙げられた。
〇後発医薬品の品質向上・安定供給
【診療所】
・製造と流通の安定
・オーソライズドジェネリックの普及
・先発品と後発品が同じ基準でチェック、製造過程を経る必要がある。
【病院】
・後発医薬品メーカーの品質保証、安定供給体制の強化。
・後発品製造承認メーカーの厳選。
・GMP に則った適切な医薬品製造。
・適応症を早く同一にする。
・安定供給と代替品の紹介や斡旋。
【医師】
・後発品の性能を一致させる事が一番必要。
・新発売時発売メーカーが多すぎる事と後発品内で薬価差が大きい事で採用メーカーの選
択に支障がある。
・製造ライン・原薬の安全性の確保と保証する体制が必要。
・効果が先発品と同等である事を示すデータの開示や表示義務化。
・米国 FDA と同じ体制とし、情報公開で自己選択を保障すること。
〇情報発信
【診療所】
・後発医薬品の安全性確保と情報の提供、周知。
・後発品は先発品と名前は違っても有効成分は同じであると患者が知らなければ難しい。
・効果、効能、使用感はまったく同じではないことを、そこをしっかり説明する。
・後発医薬品についての情報を得やすい環境づくり。
・データを基にした添付文書の充実、公表。
【病院】
・国民に対する啓発や理解。
・医師や看護師に対する後発医薬品の品質保証が十分であることの周知。
【医師】
・メーカーごとの副作用の情報が得られれば、もっと積極的に使用したい。
〇診療報酬上の評価・薬価
【診療所】
・薬価を下げすぎない。
・先発品を選択される方の負担増。
・先発医薬品の金額を見直すこと。
・診療報酬を上げること。
【病院】
・原材料の価格高騰や生産コストの増加に見合った薬価の設定。
・後発品医薬品使用により、どの程度支払金額が減るか具体的に示すといい。
・先発の選択を患者が求めた場合、その差額はすべて自己負担とする。
・診療報酬上の評価。
【医師】
・値段の差がどのくらいによるのか、一目でわかるようなシステムがあれば使用促進につ
ながる

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