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本文 (39 ページ)

公開元URL https://www.digital.go.jp/policies/priority-policy-program/#document
出典情報 デジタル社会の実現に向けた重点計画(6/7)《デジタル庁》
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めとした様々な方策を活用した民間からの支援も活用し、積極的に具体化を図る。また、
立ち上がったプロジェクトを、持続可能な産業とし、自らの力で稼ぐ地域を作り出すため
のスタートアップ・エコシステム作りに、今後は地域自ら、他の地域とも連携しつつ戦略
的に取り組む。
(例)スタートアップ・エコシステムの確立、サテライトオフィスなど交流の場の設置、
中小・中堅企業 DX、スマート農林水産業、観光 DX、地方大学を核としたデジタル
実装等
・人の流れをつくる
大企業、大行政組織など、閉塞感のある組織に比べ、地方では、自由度の高い事業にチ
ャレンジできる環境が残されている。地域の側からも、賑わいの創出や地域の様々な取組
を支える担い手の確保といった視点から、積極的に多様な人材の地域への呼び込みを図
ることで、そこで生まれた多様性を創造性に結び付ける新たな文化と社会の創出を図る
ことが可能となる。足元では、都会から地方への人の流れに変化が生じており、東京圏・
東京都ともに新型コロナウイルス感染症拡大前に比べて、転入超過数が大きく減少ある
いは転出超過となっている状況が続いている。こうしたチャンスを活かし継続的なもの
とすべく、取り組んでいくことが重要である。
(例)
「転職なき移住」の推進、オンライン関係人口、二地域居住等の推進、
サテライトキャンパス等
・結婚・出産・子育ての希望をかなえる
人口減少・少子化は深刻さを増しており、人口減少を食い止め、地域の持続可能性を高
めるために結婚・出産・子育てがしやすくなる地域づくりを進めることが重要である。ま
た、地方経済の活性化を図る上でも、若い女性を含めて働きやすい環境を整えることによ
り、経済活動を促進することが求められる。
(例)母子オンライン相談、母子健康手帳アプリ、子どもの見守り支援等
・魅力的な地域をつくる
地方への力強い人の流れを生み出すためには、あらゆる人が地方で暮らすことに対し
ての不安を解消し、暮らしやすく、魅力あふれる地域を作り上げることが重要である。暮
らしに密着したデジタル技術の有効活用は、むしろ、大きな組織による秩序化の進んだ都
市部にはない、地域の長所ともなり得る。このため、ベーシックインフラの提案などを始
め、
デジタルの力を活用した地方の魅力を高める新たな取組を、
地方発で積極的に発信し、
むしろデジタル時代の日本経済を地方から引っ張っていくようなモデルを構築していく
ことが必要である。地方の魅力を高める上では、温かみのある良質な地域コミュニティづ
くりも重要な要素である。多様な組織や主体がデジタル技術も活用して連携し、安心して
暮らせる地域をつくる。例えば、キャッシュレスのデジタル地域通貨を流通させることに
より、地域コミュニティの活性化に取り組む地域や、郵便局が地域と連携し、デジタル技
術を活用して、行政サービス窓口や地域の高齢者の見守りを担う事例も存在する。こうし
た取組を横展開することにより、限られたリソースの中で地域の結び付きをより強める
ことが可能となる。
(例)GIGA スクール・遠隔教育、遠隔医療、ドローン物流、自動運転、MaaS(Mobility as
a Service)
、まちづくり DX、文化芸術 DX、防災 DX、インフラ分野の DX 等
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