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2025年9月25日医療用医薬品の供給問題への対応に係る行動計画 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/index_00006.html
出典情報 医療用医薬品の供給問題への対応に係る行動計画(9/25)《厚生労働省》
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6.

「医療機関・薬局」において有用な取組
本章では、医薬品の供給問題を予防し、また、供給問題発生時にその影響を最小限にとどめ、安定供
給を維持又は供給状態を速やかに回復させるために、医療機関・薬局に有用な取組を記載する。
医療機関・薬局は医療・医薬品の提供主体であり、医薬品の供給主体である製造販売業者、卸売販売
業者とは医薬品の安定供給における役割は大きく異なる。本行動計画は、製造販売業者からの供給量の
不足に起因した供給問題を対象としたものであるが、医療機関・薬局の行動により、各医療機関・薬局
における医療・医薬品の提供のみならず、国全体における供給状況にも影響を与え得る。そのため、供
給問題への取組として、医療機関・薬局において有用な取組を以下に記載する。
医療機関・薬局において有用な取組については、リスクシナリオの種類に関わらず、共通となるた
め、本章においては、リスクシナリオの種類による対応の書き分けは行っていない。
(1)平時からのリスク回避・軽減のために有用な取組
医療機関・薬局は、平時より、供給状況の把握や供給リスクの分散・回避に向けた取組等を行う
ことが、患者への継続的な医療提供のための有用な取組となる。


供給状況の把握


医療機関・薬局は、平時から、供給状況の把握を行い、医薬品の採用等の際の参考情報
等として活用することが、患者への継続的な医療提供のために有用である。医薬品の供
給状況や安定供給に係る企業情報等については、近年、SNS 等により、様々な情報が発
信されているため、正確な情報を把握することが重要である。正確な情報については、
国や卸売販売業者、製造販売業者、関係学会等の情報が活用できる(表 7)
。また、医療
関係団体を通じて、国、製造販売業者、卸売販売業者、関係学会等から入手した医薬品
の安定供給に係る情報が適宜提供されることもある。
表 7. 参考となる供給情報の例
供給情報の例
 厚生労働省のウェブサイト20
 製造販売業者等の業界団体のウェブサイト
 各医薬品の製造販売業者のウェブサイト
 卸売販売業者
 各医薬品の関係学会のウェブサイト
 医療関係団体

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https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-

iyaku/index_00006.html
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