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材-4体外診断用医薬品 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62378.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 保険医療材料専門部会(第130回 8/27)《厚生労働省》
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B-1-3.経済性評価
≪提 案≫
◆ 体外診断用医薬品は、適切な診断・治療を行うために不可欠であり、適切な診断により、最適な治
療・処置を実施することが可能になる
◆ 適切な検査は、医療費全体の適正化にも貢献しており、検査により、これまで必要だった検査や治
療が不要となり、医療費の削減等が可能となる場合に、「経済性評価」を導入していただきたい
◆ また、上記のような技術料のイノベーションの評価を適切に行うため、研究班の立ち上げをご検討いた
だけないか。なお、技術料の中でも検体検査は、固有の特性があり検体検査技術料に関する事例
収集については、検査業界として貢献できるため、研究班で意見を述べさせていただきたい

事例:卵巣がんマーカーTFPI2(組織因子経路インヒビター2)※参考資料参照(P29)
卵巣は体深部に存在するため腫瘍の組織型を術前に判別することは困難であるが、TFPI2は化学療
法抵抗性の高い明細胞癌への特異性が高く、非侵襲的な方法であらかじめ卵巣がんの組織型を鑑別
することが可能である
⚫ 卵巣癌の治療では、術前化学療法が施行される場合が多いが、明細胞癌に関しては他の組織型と比べて奏効
率が低い。TFPI2の検査により、明細胞癌であると推測される場合は、術前化学療法や施設によっては試験開腹
は省略し*、明細胞癌に適した手術を速やかに検討することが可能になる

TFPI2によって術前に明細胞癌判別が可能となることによる医療費削減額:約2億円


<偽陰性>卵巣明細胞がんに関する医療経済効果は、TFPI2による明細胞がん検出感度(43.5%)を考慮に入れた算出方法となっており、偽陰性症例分
は含まない額として算出



<偽陽性>偽陽性症例の多くは比較的頻度の高い高異型度漿液性癌 であり、臨床医の見解ではCA125などと組み合わせることで推察可能なため、追加の
検査は不要と見込まれる



*試験開腹について:診療密度の高い病院(=日常的に試験開腹が実施されている施設)は、試験開腹省略の可能性が低いと推察
→対象となる明細胞がん患者数は、大学病院・DPC特定病院群以外で試験開腹を施行された割合(49.7%)を勘案して算出

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