前回の介護保険部会における委員からの主な御意見
＜職場環境改善・生産性向上の取組＞
○ 就業環境の改善に向けて、適切なチーム管理、教育体制の充実など、総合的な取組が重要。
○ テクノロジー導入と介護の質に関しては、テクノロジーの導入が目的ではなく、業務の棚卸しをして優先順位を決め、テクノ
ロジーの導入を進める必要がある。ローカルルールの解消も必要。また、介護の質をどう高めるかという観点は、議論する必要
がある。
○ ICTやAIの導入の目的は、人員削減ではなく、業務を効率化し、ケアの質を向上させるであるということを確認すべき。
○ テクノロジー導入は極めて重要な課題であり、業務負担の軽減、あるいは職場環境の改善、効率化を図るために、国あるいは
都道府県による支援を更に強化・充実してほしい。
○ ICT等の新技術の活用促進で、介護の質の向上とともに業務負担の軽減を図ることが必要だが、安易に人員配置基準を緩和する
ことで、利用者や働いている人にしわ寄せが及んではならない。
○ 専門資格を有する人材がその役割を十分に果たせるようにするため、要支援者の支援においては、サービスの担い手を広く確
保する検討が必要ではないか。
○ ICT、テクノロジーの利用を進めることに異論はない。人でないとできないことと、ICTでできることの検証を十分にしてほし
い。
○ テクノロジーは、国が全国規模で整備をする必要がある。個別ではコストも掛かり、進まない。
＜介護事業者の経営改善に向けた支援＞
○ 介護保険事業は利用者の負担が一部にとどまり、事業者の報酬も一定の性格であるため、競争による効率化が起こりにくい構
造。経営状況の見える化を徹底し、給付されるサービスと公費を含む負担との関係について、議論を進めてほしい。

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