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資料16 省力化投資促進プラン(案)保育 (50 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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3.(2) 保育人材の確保のための総合的な対策

4 目標とKPIの設定

令和7年度以降の対応等

現状・課題等
〇待機児童は大幅に減少してきているが、保育士の有効求人倍率は2.42
倍(令和6年4月)と全職種平均(1.18倍)と比べても高い水準となっ
ている中で、配置基準の改善や「こども誰でも通園制度」の制度化に伴
い、今後も保育士の確保は必要となる
保育士の有効求人倍率の推移(全国)
○ 直近の令和6年4月の保育士の有効求人倍率は2.42倍(対前年同月比で0.27ポイント上昇)となっているが、
全職種平均の1.18倍(対前年同月比で0.06ポイント下落)と比べると、依然高い水準で推移している。
70,000
3.64

4.50

3.86

3.40

3.54

4.00

60,000
2.94

2.93

取組の方向性
働きやすい職場環境づくり、新規資格取得と就労の促進、離職者
の再就職・職場復帰の促進、保育の現場・職業の魅力発信の取組
を総合的に推進
対応のポイント
☐ テクノロジー活用、現場の体制やサポートの充実
☐ 養成校等の取組の強化
☐ 保育士・保育所支援センターの機能強化

3.16

3.50

50,000
3.00
40,000

2.50
2.42 保育士

30,000

2.00

20,000

1.50
1.18 全職種
1.00

10,000

【働きやすい職場環境づくり】
〇保育現場へのICTの導入や保育士のサポートとしての保育補助者等の配
置を推進し、保育士がこどもと向き合う時間を確保
〇巡回支援や交流促進等による保育士や事業者へのサポートを充実
〇休憩の適切な確保や自己研鑽の時間の確保の推進

0.50

0

0.00
4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4
H29
有効求職者数

H30

H31
有効求人数

R1

R2
就職件数

R3
有効求人倍率(保育士)

R4
R5
有効求人倍率(全職種)

R6

(出典)一般職業紹介状況(職業安定業務統計)(厚生労働省)
※保育士の有効求人倍率について、各年度の最も高い月の数値を記載している。
※全職種の有効求人倍率は、実数である。

【職場環境の整備】
○保育士を退職した理由として、仕事量が多いことや労働時間が長いこと
が要因として挙げられている。また、非効率な事務作業や紙での業務に
よってこどもと向き合う時間が取れないといった意見がある

【新規資格取得支援】
○若年人口が減少していく中で、保育士養成課程を置く大学、短大、専門
学校への入学者数が減少傾向にある。学生の保育職への就職率の維持・
向上も課題
【離職者の再就職や職場復帰の支援】
○保育士の登録者数と就労者数に差がある中で、潜在保育士の再就職支援
を進める必要

【新規資格取得と就労の促進】
〇指定保育士養成施設への修学支援や保育所への就職促進の取組への支
援を進める【R6補正、R7~】
〇保育所等で働きながら資格取得を目指す者への支援
〇地域限定保育士制度の一般制度化【法律改正・できるだけ早期に】
〇課題やニーズを踏まえた養成・研修内容の充実を図る
〇保育士の登録に係るオンライン手続き化に取り組む
【離職者の再就職・職場復帰の促進】
〇保育士・保育所支援センターの法制化を行い、保育士確保のための拠
点として位置づけ、関係機関が連携協力して保育士の確保のための支援
を行う体制整備を促進【法律改正・できるだけ早期に】
〇再就職や職場復帰の支援(就職準備金の貸付支援、未就学児をもつ保
育士の保育料の貸付等)
〇潜在保育士の段階的な職場復帰支援
〇職業安定行政と連携して、求人・求職の適切な環境の整備を進める
○総合的な保育士確保対策を推進し、保育の提供体制を確保する
【保育人材の増加傾向の維持(令和8年度)】
【保育人材の勤続年数の上昇傾向の維持(令和8年度)】
【保育士・保育所支援センターへの登録者数の増加(令和8年度)】

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