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医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版(令和5年5月)Q&A (70 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html
出典情報 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(5/31)《厚生労働省》
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システム運用編
5.システム設計の見直し(標準化対応、新規技術導入のための評価等)
シス5章
シQ-1 「5.システム設計の見直し(標準化対応、新規技術導入のための評価等)」
は具体的に何を遵守すればよいのか。
A 「5.システム設計の見直し(標準化対応、新規技術導入のための評価等)」では、相
互運用性の重要性と、それを実現するために医療機関等がシステムベンダに要求すべき
内容が記述されています。具体的には、医療機関等はシステムベンダの標準化に対する
基本スタンス、
(標準に対応していないならば、その理由や対応案)についてシステムベ
ンダから説明を受け、一定の理解を等しくしておくことが求められます。さらに、現在
導入しているシステムの更新やシステムの新規導入の際に、システム間でのデータ互換
性やシステム接続性が確保されるように、医療機関等においても相互運用性に係る中長
期的なビジョンを持ち、計画的にベンダへ要求していくことが望まれます。

シス5.1章
シQ-2 ①相互運用性と標準化を行うことのメリットは何か。②基本データセットや
標準的な用語集、コードセットを実装しなかった場合、どのような不利益が想像される
か。


標準化のメリットには、システム間の相互運用性、データの長期的可用性等の確保が
あります。患者紹介や地域医療情報連携等で外部の医療機関等と医療情報をやり取りす
る場合、使用されているコードや用語が標準的でないと、適切な情報交換が難しくなり
ます。また、システムをリプレイスする場合も、データ変換等が必要になってしまいま
す。これらの場合に、コードや用語が標準化されていれば、データ変換の手間や、変換
機能の実装のための費用と時間の節約が期待できます。
このような表受な対応を行わず、基本データセットや標準的な用語集、コードセット
を実装しなかった場合、システム更新時のデータ移行に伴う作業によって、見読性、真正
性の責任が果たせなくなることがあります。

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