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医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版(令和5年5月)Q&A (102 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html
出典情報 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(5/31)《厚生労働省》
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シス14章第③項
シQ-52 FIDO 認証(※1)に関して、どのような留意事項があるか。


FIDO 認証を使用し、医療情報システムの利用者の識別・認証を行う場合には、求めら
れる当人認証の頑強性として、「Digital Identity Guidelines」(NIST SP800-63)で
定められている AAL(Authentication Assurance Level)の強度:Level2以上の技
術を採用することが望ましいです(※2)。
例えば、FIDO―U2F(Universal 2nd Factor)は、2 要素認証による技術であるため、
安全性が高く、AAL3 に位置付けられますが、2要素認証によらない場合には、AAL3
を満たさないこともあります。
FIDO 認証のメリットとしては、既存のスマートフォンの機能などを活用することが
可能であるため、導入しやすいなどが挙げられます。他方で、デメリットとしてはパスワ
ード認証との併用、利用者の使用デバイスの登録などによる認証フローが複雑になりや
すいなどがあります。
(※1)FIDO(Fast IDentity Online)認証とは、オンラインの認証サーバを通じてパス
ワード不要で利用者を認証する仕組みです。具体的な利用方法は、FIDO 認証対応
のスマートフォンで利用者に対する使用デバイスの登録を行い、本人認証を行うな
どが挙げられます。なお、FIDO 認証では生体認証機能を利用することでパスワー
ドに代わる認証が行われることが多いとされますが、生体認証に限らず他の方式の
技術によることも可能とされています。
(※2)「企画管理編 13.医療情報システムの利用者に関する認証等及び権限」参照

シス14章第①条
シQ-53 ネットワーク上からの不正アクセスを防止するためにどのような対策が必要
か。
A

外部のネットワークとの接続点や DB サーバ等の安全管理上の重要部分には、ファイ
アウォール(ステートフルインスペクションやそれと同等の機能を含む。)を設置し、
ACL(アクセス制御リスト)等を適切に設定してください。

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