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資料1-2-4診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<左室造影>心室中隔、左室壁の肥厚、心尖部肥大、心尖部瘤など。
<圧測定>左室拡張末期圧上昇、左室−大動脈間圧較差(閉塞性)、 Brockenbrough現象。
(8) 心内膜下心筋生検:他の原因による心筋肥大を鑑別する上で有用である。肥大心筋細胞、心筋線維化
(線維犯行および間質線維化)、心筋細胞の錯綜配列など。
(9) 家族歴:しばしば家族性(遺伝性)発生を示す。血液や手術材料による遺伝子診断が、有用である。
(10) 拡張相肥大型心筋症では、拡張相肥大型心筋症の左室壁厚については、減少するもの、肥大を残す
もの、非対称性中隔肥大を認めるものなど様々であるが、過去に肥大型心筋症の診断根拠(心エコー所
見など) があることが必要である。
【指定難病の対象】
新規申請時は、下記の大項目を一つ以上満たすこととする。

大項目① 心不全や不整脈治療 (ICD 植込みなど) による入院歴を有する

大項目② 心不全の存在
心不全症状NYHAⅡ度以上かつ[(推定METs 6以下) or (peak VO2 < 20)]

大項目③ 突然死もしくは心不全のハイリスク因子を一つ以上有する
1) 致死性不整脈の存在
2) 失神・又は心停止の既往
3) 肥大型心筋症による突然死もしくは心不全の家族歴を有する
4) 運動負荷*に伴う血圧低下(血圧上昇25mmHg 未満;対象は40歳未満)
5) 著明な左室肥大(最大壁厚≧30mm)
6) 左室流出路圧較差が50mmHg を超える場合などの血行動態の高度の異常
7) 遺伝子診断で予後不良とされる変異を有する
8) 拡張相に移行した症例

*運動負荷を行う場合には危険を伴う症例もあるため注意を要する

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