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04資料1-2 高齢者に対する肺炎球菌ワクチンについて[2.1MB] (13 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70339.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第64回 2/12)《厚生労働省》 |
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第30回予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会(令和7年7月4日)
高齢者に対する沈降15価及び20価肺炎球菌結合型ワクチンについての議論のまとめ①
第71回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
予 防 接 種 基 本 方 針 部 会
2025(令和7)年10月23日
資料
1
高齢者に対する沈降15価及び20価肺炎球菌結合型ワクチンの接種について、技術的観点から評価し、とりまとめを行った。
知見の評価
【疾病負荷等】
・侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)および肺炎球菌性肺炎の疾病負荷は、高齢者において高く、その予防は公衆衛生上重
要である。
・IPDにおける知見として、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)及び23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワク
チン(PPSV23)がカバーする血清型の割合は、沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)より高い。
・小児へのPCV接種による、高齢者に対する間接効果(※)は報告されている一方で、成人へのPCV接種が他の成人に及
ぼす間接効果を示した報告はない。(※)小児へのPCVの導入により、成人において、小児が接種するPCVがカバーする血清型の肺炎球菌感染症の流行が阻止されること。
【ワクチンの有効性】
・PCV15及びPCV20について、現時点では臨床的な有効性を評価した知見はないものの、 PCV13と比較して非劣性も
しくは十分な免疫応答が確認されていることから、カバーする血清型のIPD及び肺炎球菌感染症に対する臨床的な有
効性について、PCV13の知見を準用することは妥当である。
・PCV13は、カバーする血清型について、IPDに対する高い効果と、肺炎球菌性肺炎に対する中等度の効果が確認され
ており、PPSV23において近年確認されているIPD及び肺炎球菌性肺炎に対する効果を踏まえると、カバーする血清型
に対して、PCV13はPPSV23より高い有効性が期待できる。このため、 PCV15及びPCV20においても、カバーする
血清型に対してPPSV23より高い有効性が期待できる。
・PCV13のワクチンの有効性は少なくとも4~5年間持続し、有効性は高齢になるほど低下すると報告されている。
【ワクチンの安全性】
・PCV15及びPCV20について、ファクトシートで収集された知見において、重大な懸念は認められない。
【費用対効果】
・現行の定期接種対象者である65歳に接種する場合、現行のPPSV23と比較して、PCV20が最も費用対効果に優れ、
PCV15及びPCV15ーPPSV23連続接種も費用対効果は良好である。
・PCV20について、接種年齢を上昇させた場合、65歳のみならず70歳での接種も費用対効果は良好であり、75歳及び
80歳では費用対効果が悪化した。PPSV23の接種歴を加味した分析においても同様の傾向だった。
13
高齢者に対する沈降15価及び20価肺炎球菌結合型ワクチンについての議論のまとめ①
第71回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
予 防 接 種 基 本 方 針 部 会
2025(令和7)年10月23日
資料
1
高齢者に対する沈降15価及び20価肺炎球菌結合型ワクチンの接種について、技術的観点から評価し、とりまとめを行った。
知見の評価
【疾病負荷等】
・侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)および肺炎球菌性肺炎の疾病負荷は、高齢者において高く、その予防は公衆衛生上重
要である。
・IPDにおける知見として、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)及び23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワク
チン(PPSV23)がカバーする血清型の割合は、沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)より高い。
・小児へのPCV接種による、高齢者に対する間接効果(※)は報告されている一方で、成人へのPCV接種が他の成人に及
ぼす間接効果を示した報告はない。(※)小児へのPCVの導入により、成人において、小児が接種するPCVがカバーする血清型の肺炎球菌感染症の流行が阻止されること。
【ワクチンの有効性】
・PCV15及びPCV20について、現時点では臨床的な有効性を評価した知見はないものの、 PCV13と比較して非劣性も
しくは十分な免疫応答が確認されていることから、カバーする血清型のIPD及び肺炎球菌感染症に対する臨床的な有
効性について、PCV13の知見を準用することは妥当である。
・PCV13は、カバーする血清型について、IPDに対する高い効果と、肺炎球菌性肺炎に対する中等度の効果が確認され
ており、PPSV23において近年確認されているIPD及び肺炎球菌性肺炎に対する効果を踏まえると、カバーする血清型
に対して、PCV13はPPSV23より高い有効性が期待できる。このため、 PCV15及びPCV20においても、カバーする
血清型に対してPPSV23より高い有効性が期待できる。
・PCV13のワクチンの有効性は少なくとも4~5年間持続し、有効性は高齢になるほど低下すると報告されている。
【ワクチンの安全性】
・PCV15及びPCV20について、ファクトシートで収集された知見において、重大な懸念は認められない。
【費用対効果】
・現行の定期接種対象者である65歳に接種する場合、現行のPPSV23と比較して、PCV20が最も費用対効果に優れ、
PCV15及びPCV15ーPPSV23連続接種も費用対効果は良好である。
・PCV20について、接種年齢を上昇させた場合、65歳のみならず70歳での接種も費用対効果は良好であり、75歳及び
80歳では費用対効果が悪化した。PPSV23の接種歴を加味した分析においても同様の傾向だった。
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