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総-9参考4 (38 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68608.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第641回 1/14)《厚生労働省》 |
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2. 適正使用のための注意事項
肝機能障害を発現後、コルチコステロイド、免疫グロブリン製剤、免疫抑制剤により対処した症例
の経過 51)
ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、すべての症例が同様な結果を示すわけではありません。
症例概要
性別
男性
年齢
6歳
特記事項
ー
経過
本品投与1日前
(Day -1)
ベースラインではAST、
ALTの上昇がみられ、
γ-GTPは正常であった
コルチコステロイド1mg/kg/日
(20mg)
の投与を開始
(ベースラインの投与量15mgに追加)
~本品投与6週後
(Week 6)
毎週の検査値は異常なく推移。胸痛と頻脈のため外来受診
入院①(3日間)
:上室性頻拍が認められたため代謝賦活剤 ※を投与したところ、洞調律に
戻った。⼼エコーとトロポニンIはいずれも正常であり、心筋炎は否定的であった。循環器
内科に相談のうえ、再発予防のため心臓選択性β遮断剤 ※投与を開始。
γ-GTP(67U/L)、
AST、ALT上昇がみられたため、退院前にコルチコステロイドを3mg/kg/⽇に増量。4⽇後
のフォローアップ検査でγ-GTP
(337U/L)
、AST、ALTの持続的な上昇が認められ、再⼊院
入院②(7日間)
:入院期間中にγ-GTPの上昇が持続したため、30mg/kg/⽇のコルチコ
ステロイド静注 ※を3日間、その後0.6g/kg/⽇のIVIG ※を3日間施行。その他の肝機能に
関する検査
(超音波検査、凝固パネル検査、肝炎ウイルス、CMV、EBV)
ではいずれも異常
なし。コルチコステロイド3mg/kg/日を6日間投与し、
γ-GTP 395U/Lで退院。この時点
で、
γ-GTPが改善しない場合は免疫抑制療法を強化することとした
Week 6~
入院③(7日間)
:退院後3日目にγ-GTPが再び529U/Lに上昇したため入院。T細胞又は
B細胞の活性化を示す明確な徴候は認められなかった。目標トラフ値4~6ng/mLで免疫
抑制剤(mTOR阻害剤)※1mg/日の投与を開始し、入院日と入院4日目には抗CD25モノ
クローナル抗体製剤※
(10mg)
を投与。退院時にはコルチコステロイドの投与量を1mg/kg+
ベースラインの投与量
(15mg)
まで減量。
γ-GTPは298U/Lであった。その後6週間かけて
コルチコステロイドを漸減し、肝酵素の値も改善した。コルチコステロイドはベースライン
の投与量となり、mTOR阻害剤も投与開始後3カ月で終了予定
入院①
3日間
γ-GTPの経過
入院②
7日間
治療介入
入院日数
入院③
7日間
529
コルチコステロイド静注、
IVIG
395
γ-GTP
(U/L)
本品投与
398
抗CD25モノクローナル抗体製剤
(入院日と入院4日目)
、
mTOR阻害剤
344
337
282
299
270 276
291
261
193
140
110
67
13 18 22 21
30 22
23
-22
23
34
7
49
52
57
投与後日数
59
62
69
79
Reprinted from Pediatr Neurol., 173, Neumann SM, et al., Reversal of Acute Liver Injury Following Delandistrogene Moxeparvovec Gene
Therapy Using Sirolimus and Immunoglobulin, 76-78, Copyright (2025), with permission from Elsevier.
38
※:国内承認効能又は効果外
肝機能障害を発現後、コルチコステロイド、免疫グロブリン製剤、免疫抑制剤により対処した症例
の経過 51)
ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、すべての症例が同様な結果を示すわけではありません。
症例概要
性別
男性
年齢
6歳
特記事項
ー
経過
本品投与1日前
(Day -1)
ベースラインではAST、
ALTの上昇がみられ、
γ-GTPは正常であった
コルチコステロイド1mg/kg/日
(20mg)
の投与を開始
(ベースラインの投与量15mgに追加)
~本品投与6週後
(Week 6)
毎週の検査値は異常なく推移。胸痛と頻脈のため外来受診
入院①(3日間)
:上室性頻拍が認められたため代謝賦活剤 ※を投与したところ、洞調律に
戻った。⼼エコーとトロポニンIはいずれも正常であり、心筋炎は否定的であった。循環器
内科に相談のうえ、再発予防のため心臓選択性β遮断剤 ※投与を開始。
γ-GTP(67U/L)、
AST、ALT上昇がみられたため、退院前にコルチコステロイドを3mg/kg/⽇に増量。4⽇後
のフォローアップ検査でγ-GTP
(337U/L)
、AST、ALTの持続的な上昇が認められ、再⼊院
入院②(7日間)
:入院期間中にγ-GTPの上昇が持続したため、30mg/kg/⽇のコルチコ
ステロイド静注 ※を3日間、その後0.6g/kg/⽇のIVIG ※を3日間施行。その他の肝機能に
関する検査
(超音波検査、凝固パネル検査、肝炎ウイルス、CMV、EBV)
ではいずれも異常
なし。コルチコステロイド3mg/kg/日を6日間投与し、
γ-GTP 395U/Lで退院。この時点
で、
γ-GTPが改善しない場合は免疫抑制療法を強化することとした
Week 6~
入院③(7日間)
:退院後3日目にγ-GTPが再び529U/Lに上昇したため入院。T細胞又は
B細胞の活性化を示す明確な徴候は認められなかった。目標トラフ値4~6ng/mLで免疫
抑制剤(mTOR阻害剤)※1mg/日の投与を開始し、入院日と入院4日目には抗CD25モノ
クローナル抗体製剤※
(10mg)
を投与。退院時にはコルチコステロイドの投与量を1mg/kg+
ベースラインの投与量
(15mg)
まで減量。
γ-GTPは298U/Lであった。その後6週間かけて
コルチコステロイドを漸減し、肝酵素の値も改善した。コルチコステロイドはベースライン
の投与量となり、mTOR阻害剤も投与開始後3カ月で終了予定
入院①
3日間
γ-GTPの経過
入院②
7日間
治療介入
入院日数
入院③
7日間
529
コルチコステロイド静注、
IVIG
395
γ-GTP
(U/L)
本品投与
398
抗CD25モノクローナル抗体製剤
(入院日と入院4日目)
、
mTOR阻害剤
344
337
282
299
270 276
291
261
193
140
110
67
13 18 22 21
30 22
23
-22
23
34
7
49
52
57
投与後日数
59
62
69
79
Reprinted from Pediatr Neurol., 173, Neumann SM, et al., Reversal of Acute Liver Injury Following Delandistrogene Moxeparvovec Gene
Therapy Using Sirolimus and Immunoglobulin, 76-78, Copyright (2025), with permission from Elsevier.
38
※:国内承認効能又は効果外