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総-9参考4 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68608.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第641回 1/14)《厚生労働省》
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2. 適正使用のための注意事項
肝機能障害患者に関する注意
肝障害、慢性肝疾患又は急性肝疾患
(急性の肝ウイルス性感染症)
を有する患者さんは、重篤な急性肝障害発現のリスク
が高いおそれがあります。また、急性肝疾患を有する患者さんでは回復又は管理できる状態になるまで本品の投与を
延期してください。

⇒肝機能障害、急性肝不全 p23参照

<解説>
DMD患者では、変性した筋肉に由来する、
トランスアミナーゼや乳酸脱水素酵素の高値
(AST・ALTは最高で基準値上限の

22倍に達する)
を認め、本品投与前のベースラインより肝機能検査値が正常範囲を超えている場合が想定されます32)33)。
(n=207)
では、ベースラインの中央値
(範囲)
はASTが315.50U/L
(31~891)
、ALTが477.00U/L
臨床試験の併合解析※1

(42~1,242)

γ-GTPが9.00U/L
(4.00~41.00)
でした20)。

本品の投与前には、
肝機能検査及び画像検査を行い、
異常が認められた場合には投与の延期等の適切な対応を行ってください。
• DMD患者における脂肪肝の合併に関して、歩行可能なDMD患者21例中
[年齢中央値
(範囲)
:8.5歳
(3~18.5)

、脂肪肝
を合併している患者は3例
(14.28%)
であったという報告があります34)。

• 慢性肝疾患
(脂肪肝・線維化・肝硬変など)
が認められる場合、肝機能障害が重篤化しやすく、肝機能が長期にわたり正常化
しないことが報告されています35)。

検査結果に基づき、ベースラインにおける肝臓の状態を考慮して、治療可否を慎重に判断するとともに、治療後のモニタリング

計画をご検討ください。そのために、症例ごとの治療可否の判断を含めて、
日本小児神経学会による施設認定後に提供される、
(エキスパートパネル)
によるインターネットを用いたコンサルテーションを、全例で活用してください。
BRIDGE-NMD※2
⇒肝機能検査(投与前) p16参照

⇒各副作用マネジメントのための他科/他施設との連携

p20参照

<参考>
臨床試験
(EMBARK試験パート1)
では、
γ-GTPが正常域上限
(ULN)
の2倍超、GLDHが15U/L超、総ビリルビンがULNを超えて
いる
(ジルベール症候群によると思われる増加が確認された場合以外)
をはじめとする臨床検査値異常が認められる患者さんは
除外されています17)。

⇒臨床試験成績 p67参照

※1:EMBARK試験
(DMD患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験)
、ENDEAVOR試験
(海外第Ⅰb相試験)
、SRP-9001-102試験
(海外第Ⅱ相試験)
、SRP-9001101試験
(海外第Ⅰ/Ⅱa相試験)
の4試験の患者を含めた解析
※2:BRIDGE-NMD
(Building Recommendations in Developing Gene Therapy for Neuromuscular Disorders、神経筋疾患遺伝子治療安全性
最適化ネットワーク)
。小児神経、小児肝臓内科、小児肝臓外科、小児循環器、小児免疫、小児腎臓内科、小児血液内科の医師で構成される専門家チーム。
AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、
ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ、
γ-GTP:γ-グルタミルトランスフェラーゼ、
GLDH:グルタミン酸脱水素酵素

感染症を合併している患者に関する注意
感染症を合併している患者さんでは、副腎皮質ステロイドを投与することにより、感染症が重篤化するおそれがあるため、
回復又は管理できる状態になるまで本品の投与を延期してください。

<解説>
本品の投与に伴うプレドニゾロン投与により、感染症に罹患するおそれがあるため、本品の投与に際しては、十分な観察を
行い、感染症の発症や増悪に注意してください。感染症を合併している患者さんでは、本品投与後の重篤な全身性免疫反応
のリスクが上昇する可能性があります。

⇒本品投与前後の検査の実施

12

p15参照