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総ー2入院について(その3) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65351.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第623回 10/29)《厚生労働省》
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療養病棟入院基本料に係る課題と論点
(療養病棟入院基本料の医療区分について)
• 令和6年度診療報酬改定で、疾患・状態に係る医療区分と処置に係る医療区分に基づいて入院料が細分化された。注
11に係る経過措置が終了し、療養病棟入院基本料を算定する施設・病床数ともに近年は若干減少している。
• 療養病棟入院料2を算定する医療機関のうち、98.5%において、医療区分2・3を満たす割合が6割を超えていた。
• 医療区分2・3の疾患・状態、処置に係る各項目を満たす患者の割合は、いずれも増加していた。
• 処置区分2のうち、「感染症の治療」「創傷処置」に該当する項目の双方が重なった日は、それ以外の日と比較し、包括さ
れる医療資源投入量(包括内出来高実績点数)が高かった。
(療養病棟における摂食・嚥下機能回復や経腸栄養に係る取組について)
• 療養病棟においては栄養管理や摂食嚥下機能の回復に係る評価が複数設けられている。
• 令和6年度改定で新設された経腸栄養管理加算は、全体の約3割にあたる910施設が届け出ていた。
• 経腸栄養管理加算や摂食嚥下機能回復体制加算は届出していても算定回数が0件の施設が多く、医療機関からは、中
心静脈栄養からの離脱等、中心静脈栄養を実施していることが前提の要件であることが一因として挙げられた。

【論点】
(療養病棟入院基本料の医療区分について)
○ 次のような点等を踏まえ、医療の必要性の高い患者の診療を推進する観点から、療養病棟入院料の評価の在り方に
ついて、どのように考えるか。
・ 特に入院料2における、医療区分2・3の患者の割合に関する基準や実状
・ 処置区分2のうち、異なる治療を行う病態が重複した場合に医療資源投入量が増加すること
(療養病棟における経腸栄養に関する取組や在宅復帰に関する取組について)
○ 経腸栄養管理加算や、摂食嚥下機能回復体制加算について、中心静脈栄養の実施が前提の要件となっているために、
そうした患者を減らしている施設の取組が評価されにくい施設基準となっている可能性があることを踏まえ、実績要件等
の施設基準について、どのように考えるか。

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