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07資料2-3小児におけるRSウイルス感染症の予防について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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ワクチンと抗体製剤について

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○辞書における記載は以下のとおり。
◎南山堂医学大辞典(第20版)
【ワクチン】
生体に接種することによって、特定の感染症の原因となる病原体に対する免疫力を獲得または増強させる物質、感染症の予防、もしく
は罹患した場合の軽症化の目的で用いられる。(略)ワクチンの種類は、生ワクチンlive vaccinと不活化ワクチンinactivated vaccin
に大別される。サブユニットワクチン、結合型ワクチン、トキソイドも、不活化ワクチンに分類される。接種方法は、注射(筋肉内・
皮下など)と経口が主である。注射の場合、海外では筋肉内接種が一般的であり、皮下接種はわが国独特の慣習といえる。 (略)
【抗体医薬】
抗体は体外から侵入してくるさまざまな持つ薬理効果だけでなく、抗体の分子識別能を利用することに意味がある。抗体医薬品の創製
では、細胞融合技術を用い、多様な抗体異物を排除する免疫応答の一方、抗原親和性を上昇させ、次に侵入してくる異物を正確に認識
し結合するために備える。抗体はあらゆる抗原を認識できるほど非常に多様である。(略)医薬品として利用される抗体には、高い抗
原親和性が要求される。抗体医薬品は、抗体が産生細胞から、標的物質に対する特異性を有する抗体を作製する過程が必要である。臨
床導入した例としては、B細胞リンパ腫に対する抗CD20抗体、乳癌に対する抗Her2/neu抗体があげられる。また、infliximabでは、
アメリカを中心に大規模臨床試験が実施され、クローン病の治療において、活動期における緩解導入に有用であること、さらに、罹患
者のQOLを大きく作用する瘻孔の閉鎖に対しても効果を発揮することが証明されている。

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