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07資料2-3小児におけるRSウイルス感染症の予防について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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疫学についての知見:RSウイルスによる、国内の疾病負荷
○RSウイルスは、1歳未満の乳児における、高い疾病負荷が指摘されている。

• 国内におけるレセプト及び健診DBを用いた、2005~2021年度の生後12か月未満の児に関する調査では、推定RSV感染症罹患率・
推定入院率は年度によって幅があるものの、他疾患を鑑みると高い疾病負荷が推測される※ 。
• 人口推計を用いて国内のRSウイルス感染症の発生数を推定したところ、2010年代の生後24か月未満の年間RSウイルス感染症発生
数は12万~18万人(その内3万~5万人が入院)とされた。
• RSウイルスによる2歳未満の入院症例のうち、7%が何らかの人工換気を必要としたとされ、人工換気療法を必要とした症例のう
ち、約半数が生後6か月未満であったとされた。
※定期接種A類疾病である小児の肺炎球菌感染について、PCV7導入前のIPD罹患率は10万人年あたり10.4-20.2(罹患率0.10.2%)、肺炎の罹患率は1,000人年あたり17.65(罹患率1.77%)と報告されている。
2005~2021年度
推定RSV感染症罹患率

推定入院率

1000人年あたり

生後12か月未満の児

50-100 (5-10%)

生後6か月未満の児

20-30 (2-3%)

生後12か月未満の児

30-90

生後6か月未満の児

20-40

出典:RSウイルス母子免疫ワクチンと抗体製剤ファクトシート(文献55, 56)
沈降 10 価肺炎球菌結合型ワクチン ファクトシート(平成28年1月28日・国立感染症研究所) (文献9)

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