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07資料2-3小児におけるRSウイルス感染症の予防について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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抗体製剤の費用対効果:基本分析
○抗体製剤を導入する場合の費用対効果分析を実施した。
○現行の方針と比較して、増分費用対効果(ICER)は500万円/QALYを超える結果であった。

○各製剤の導入に係る方針を、現行の方針と比較したときの費用対効果分析

方針
現行

コスト

コスト差分
(vs 現行)

QALY

QALY差分
(vs 現行)

ICER
(万円, vs 現行)

母子ワクチン

抗体製剤

なし

なし

54,916



1.983345





なし

あり

66,315

11,399

1.985116

0.001771

643.8万

・RSウイルスの罹患率はKobayashi et al. (2022) の商用レセプトデータベースによる推計データ、RSウイルス罹患時のQALY損失は
Roy et al. (2013)の海外の小児RSV患者のQALY lossの値を使用。
・RSウイルス流行の季節変動は、JAMDAS電子カルテデータベースによる2022年から2025年のリアルタイムRSV小児感染者数推計を
用いて、月ごとのトレンドを推計。
・ワクチンの効果は罹患減少効果と定義し、予後について、後遺症は考慮せず、死亡と罹患中のQOL低下のみ考慮した。
・抗体製剤は生後初回のRSウイルス流行期の2月前から1月後にかけて投与するものとした。抗体製剤の投与率は100%とし、抗体製剤
の有効性は、Simoes et al.(2023)を踏まえ、6ヶ月までは79.5%その後2ヶ月で減衰するものとした。
・抗体製剤の価格は、事務局において企業にヒアリングを行い45,000円とした。接種費用3,200円と設定した。

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