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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00278.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第8回 7/31)《厚生労働省》 |
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12-3.外来機能分化について(別添資料④ P59~P73)
○ 病院の1日平均外来患者数は、長期的には減少傾向である。紹介なしで外来
受診した患者の割合を病院機能別に見たところ、その割合は長期的に減少傾
向にあり、令和5年は特定機能病院では 34.1%、地域医療支援病院では
58.5%であった。
○ 紹介割合・逆紹介割合による初診料・外来診療料の減算規定の対象病院にお
ける令和6年度の紹介割合・逆紹介割合は、令和5年度と比較して不変~や
や増加していた。
○ 減算規定の対象病院における令和6年 10 月の再診の患者数の平均値・中央値
は、令和5年 10 月と比較して増加した。全受診患者に占める初診患者割合の
平均値・中央値は、特定機能病院では約5%であり、その他の区分では約
10%であった。
○ 減算規定の対象病院の再診患者のうち約6割以上の患者は、2年以内に初診
料の算定がない患者であった。また、平均して8割程度の患者が直近6か月
以内に再診を受けていた。
○ 医療機関間の連携に関する評価として「診療情報提供料(Ⅰ)」「診療情報提
供料(Ⅱ)」「連携強化情報提供料」を設けている。診療情報提供料の算定回
数は、令和2年に低下し、令和3年以降は増加している。特に、「連携強化情
報提供料」は、令和6年に算定回数が大きく増加した。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 減算規定の対象病院において、相当数の患者が2年以上通院していることや、
半年以内に外来再診していることについては、当該患者が本来逆紹介すべき
患者であるのか、あるいは地域の医療機関で日常的な管理を受けつつ、専門
外来でフォローアップされているのか、現状のデータだけでは判断が困難で
あるため、今後、他の医療機関への受診状況や疾患の種類等も含めて分析を
行い、継続的な受診の妥当性について検討することが必要ではないかとの意
見があった。
○ 特定機能病院等の再診患者には、悪性腫瘍のフォローアップや化学療法を要
する患者など、継続的な医学的管理が必要な患者が含まれていると考えられ
る。どのような患者が再診を継続しているのか、更なる分析が必要ではない
かとの意見があった。
○ かかりつけ医機能の充実に向け、診療情報のやりとりは重要であり、診療情
報提供料の算定回数増加は好ましい傾向である。連携強化診療情報提供料は
病院での算定が大きく伸びる一方で、診療所では伸びていない。その要因が、
算定要件が複雑であるためであるならば、要件の見直しが必要ではないかと
の意見があった。
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○ 病院の1日平均外来患者数は、長期的には減少傾向である。紹介なしで外来
受診した患者の割合を病院機能別に見たところ、その割合は長期的に減少傾
向にあり、令和5年は特定機能病院では 34.1%、地域医療支援病院では
58.5%であった。
○ 紹介割合・逆紹介割合による初診料・外来診療料の減算規定の対象病院にお
ける令和6年度の紹介割合・逆紹介割合は、令和5年度と比較して不変~や
や増加していた。
○ 減算規定の対象病院における令和6年 10 月の再診の患者数の平均値・中央値
は、令和5年 10 月と比較して増加した。全受診患者に占める初診患者割合の
平均値・中央値は、特定機能病院では約5%であり、その他の区分では約
10%であった。
○ 減算規定の対象病院の再診患者のうち約6割以上の患者は、2年以内に初診
料の算定がない患者であった。また、平均して8割程度の患者が直近6か月
以内に再診を受けていた。
○ 医療機関間の連携に関する評価として「診療情報提供料(Ⅰ)」「診療情報提
供料(Ⅱ)」「連携強化情報提供料」を設けている。診療情報提供料の算定回
数は、令和2年に低下し、令和3年以降は増加している。特に、「連携強化情
報提供料」は、令和6年に算定回数が大きく増加した。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 減算規定の対象病院において、相当数の患者が2年以上通院していることや、
半年以内に外来再診していることについては、当該患者が本来逆紹介すべき
患者であるのか、あるいは地域の医療機関で日常的な管理を受けつつ、専門
外来でフォローアップされているのか、現状のデータだけでは判断が困難で
あるため、今後、他の医療機関への受診状況や疾患の種類等も含めて分析を
行い、継続的な受診の妥当性について検討することが必要ではないかとの意
見があった。
○ 特定機能病院等の再診患者には、悪性腫瘍のフォローアップや化学療法を要
する患者など、継続的な医学的管理が必要な患者が含まれていると考えられ
る。どのような患者が再診を継続しているのか、更なる分析が必要ではない
かとの意見があった。
○ かかりつけ医機能の充実に向け、診療情報のやりとりは重要であり、診療情
報提供料の算定回数増加は好ましい傾向である。連携強化診療情報提供料は
病院での算定が大きく伸びる一方で、診療所では伸びていない。その要因が、
算定要件が複雑であるためであるならば、要件の見直しが必要ではないかと
の意見があった。
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