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入ー2 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00278.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第8回 7/31)《厚生労働省》
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へのケア提供、疾患別リハビリテーション料等の対象とならない患者への ADL
の維持・向上を目的とした指導等を行っていた。
○ 入院中のリハビリには、身体機能の回復や廃用症候群の予防だけでなく、退院
後の生活を見据えた生活機能の回復のための介入が求められる。
○ 生活機能回復に資する診療報酬上の評価として、例えば尿道カテーテル抜去後
の下部尿路機能障害又は尿道カテーテル留置中に下部尿路機能障害が予想され
る患者に対し、包括的な排尿ケアを行った場合に算定できる排尿自立支援加算
があるが、届出医療機関数は 1200 に達していない。
○ 回復期リハビリテーション病棟入院料1~4を算定する病棟のうち、生活の場
における短時間のリハビリテーションを実施していた病棟は 10~20%であった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 病棟配置の療法士の役割は明示されていないが、病棟における生活機能回復の
ための介入は重要であるとの意見があった。一方、一部は生活介助の延長とも
とらえられるため、リハビリとして実施する効果を科学的に検証する必要もあ
るのではないかという指摘があった。
○ 病棟における生活の場に即した短時間のリハビリテーションは重要だが、例え
ばトイレ場面の介助等は短時間で終わり、カルテ記載を含めるとカルテ記載の
ほうが長くかかることもあるため、位置づけを検討してはどうかとの意見があ
った。
11-3.病棟における栄養管理について(別添資料③ P127~P132)
○ 累次の改定において、管理栄養士の病棟での業務が推進されているが、多くの
病棟では配置が進んでいない。
○ 管理栄養士が病棟で従事する時間が就業時間のうち2割未満の病棟が約3割あ
り、そのような病棟では栄養情報提供書の作成やミールラウンドの実施割合が
特に低かった。
○ 栄養サポートチーム加算の届出施設数は増加しているが、入院料により算定状
況は様々であった。未届け理由は、研修を受けた専門職確保が困難であること
が多く、チーム設置のメリットが少ないことも3割超となっていた。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 管理栄養士の業務として、給食管理業務が一定割合あるが、調理員不足により
調理等の業務が増えている場合もあり、そこを解決して、病棟での栄養管理に
専念できるようにしなければならないとの意見があった。
○ 栄養サポートチーム加算の算定回数が増えていないのは、患者がいないのでは
なく、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が共同で診療を行うことの負担が大
きいのではないか。高齢者の入院が今後ますます増加する中で、栄養管理の観
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