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0508記者会見報告資料(調査最終集計) (18 ページ)
出典
公開元URL | https://hodanren.doc-net.or.jp/info/news/250508/ |
出典情報 | 全国保険医団体連合会 記者会見(5/8)《全国保険医団体連合会》 |
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※「返戻」とは・・・レセプト(診療報酬請求書)が差し戻されること
○水谷医療介護連携政策課長(2023 年 6 月 29 日社保審医療保険部会)
マイナンバーカードで受診をしていただいて、その場でオンライン資格確認ができない場合にお
いて、こうしたプロセス、事務的負担をおかけしますが、医療機関あるいは患者に御協力をいただ
いた上で、それでも現在の資格情報が分からないという場合には、今であれば返戻されてしまうが、
被保険者番号、保険者番号が不詳のままでも返戻されないで請求していただける仕組みを御提案さ
せていただいた。
【寄せられた事例】
保険が変わってマイナンバーに情報が入っておらず、被保険者資格申立書を記入してもらい不詳
レセプトで対応。本人は仕事を始めていて会社名を書かれたので社保で請求したら、実際は国保で
返戻された。こちらでは何の保険に加入しているか分からないので不詳レセプトは意味がないと思
います。すごく手間がかかります。近くにお住いの患者さんはいいですが、これが県外になった場
合が大変だと思います。
(宮崎・医科診療所)
07
「いったん 10 割負担」12.7%・1087 医療機関で少なくとも 1894 件発生。前回調査より増加
政府は資格確認についての患者向けのチラシで、「顔認証付きカードリーダーの不具合などでマ
イナ保険証による受付が上手くいかなくても 10 割負担にはならない」と強調している。
しかし、トラブル対応で「いったん 10 割負担いただいた」との回答は、12.7%、1087 医療機関
で件数は少なくとも 1891 件にのぼった。前回調査では、9.6%・857 医療機関・1241 件であったの
で、率、件数ともに増加している。
健康保険証は持参していれば、原則保険診療が受けられたが、マイナ保険証は持っているにもか
かわらず「いったん 10 割負担」となる事例が生じてしまっている。
政府が弥縫策を重ね、資格確認方法を複雑にした上に、トラブルも解消されず、十分な情報の周
知もしないまま、最大のバックアップ機能を果たしてきた健康保険証の廃止(新規発行停止)を強
行したことが、この事態を引き起こしている。
08
マイナ保険証利用にメリット「感じない」が「感じる」を上回る
マイナ保険証のメリットについてきいたところ、26.5%(2584 医療機関)がメリットを「感じる」
と回答した。メリットを「感じない」との回答は 29.7%(2895 医療機関)でメリットを「感じる」
を上回った。
「どちらともいえない」が 41.7%(4065 医療機関)だった。具体的なメリットとして
は、
「新患のカルテ入力の手間、入力ミスが減った」との声が多数を占めている。また「薬剤情報、
健診情報が見られる」こともメリットとして挙げられている。
一方で、
「初診時の入力は楽。服薬状況の確認ができるのはよい。ただし、一度トラブルになると
ものすごく大変で時間をとられる」とのコメントにあるように、トラブルに見舞われている医療機
関にとって、負担を上回るメリットは現時点では感じられないことが多く、その結果「どちらとも
いえない」との意見が多数となっていると考えられる。
09-10
7割が従来の健康保険証の復活・併用を求める
18
○水谷医療介護連携政策課長(2023 年 6 月 29 日社保審医療保険部会)
マイナンバーカードで受診をしていただいて、その場でオンライン資格確認ができない場合にお
いて、こうしたプロセス、事務的負担をおかけしますが、医療機関あるいは患者に御協力をいただ
いた上で、それでも現在の資格情報が分からないという場合には、今であれば返戻されてしまうが、
被保険者番号、保険者番号が不詳のままでも返戻されないで請求していただける仕組みを御提案さ
せていただいた。
【寄せられた事例】
保険が変わってマイナンバーに情報が入っておらず、被保険者資格申立書を記入してもらい不詳
レセプトで対応。本人は仕事を始めていて会社名を書かれたので社保で請求したら、実際は国保で
返戻された。こちらでは何の保険に加入しているか分からないので不詳レセプトは意味がないと思
います。すごく手間がかかります。近くにお住いの患者さんはいいですが、これが県外になった場
合が大変だと思います。
(宮崎・医科診療所)
07
「いったん 10 割負担」12.7%・1087 医療機関で少なくとも 1894 件発生。前回調査より増加
政府は資格確認についての患者向けのチラシで、「顔認証付きカードリーダーの不具合などでマ
イナ保険証による受付が上手くいかなくても 10 割負担にはならない」と強調している。
しかし、トラブル対応で「いったん 10 割負担いただいた」との回答は、12.7%、1087 医療機関
で件数は少なくとも 1891 件にのぼった。前回調査では、9.6%・857 医療機関・1241 件であったの
で、率、件数ともに増加している。
健康保険証は持参していれば、原則保険診療が受けられたが、マイナ保険証は持っているにもか
かわらず「いったん 10 割負担」となる事例が生じてしまっている。
政府が弥縫策を重ね、資格確認方法を複雑にした上に、トラブルも解消されず、十分な情報の周
知もしないまま、最大のバックアップ機能を果たしてきた健康保険証の廃止(新規発行停止)を強
行したことが、この事態を引き起こしている。
08
マイナ保険証利用にメリット「感じない」が「感じる」を上回る
マイナ保険証のメリットについてきいたところ、26.5%(2584 医療機関)がメリットを「感じる」
と回答した。メリットを「感じない」との回答は 29.7%(2895 医療機関)でメリットを「感じる」
を上回った。
「どちらともいえない」が 41.7%(4065 医療機関)だった。具体的なメリットとして
は、
「新患のカルテ入力の手間、入力ミスが減った」との声が多数を占めている。また「薬剤情報、
健診情報が見られる」こともメリットとして挙げられている。
一方で、
「初診時の入力は楽。服薬状況の確認ができるのはよい。ただし、一度トラブルになると
ものすごく大変で時間をとられる」とのコメントにあるように、トラブルに見舞われている医療機
関にとって、負担を上回るメリットは現時点では感じられないことが多く、その結果「どちらとも
いえない」との意見が多数となっていると考えられる。
09-10
7割が従来の健康保険証の復活・併用を求める
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