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糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和6年度版) (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38699.html
出典情報 糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について(3/28)《厚生労働省》
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7.介入方法
健診受診者(図表 9のA+B+C)については、以下の基準を参考に対象者の
状態像を区分することが可能であり、その区分別に介入方法を変える等の工夫
も求められる。
※ 後期高齢者については以下の基準を用いず、高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライ
ンを参照すること。

図表 12
糖尿病未受診者

健診結果と糖尿病の治療状況別の状態像の介入方法とそのレベルの区分
(図表 10の再掲)
※1

腎障害の程度
腎障害の
以下のどちらかに該当。
以下のどちらかに該当。
以下の両方に該当。
程度/
・eGFR<45
・45≦eGFR<60
・60≦eGFR
血圧区分
・尿蛋白(+)以上
・尿蛋白(±)
・尿蛋白(-)
判定不可
血圧区分 ※2
血圧区分 ※2
血圧区分 ※2
※3
血圧高値
血圧高値
血圧高値
受診中
正常範囲 受診中
正常範囲 受診中
正常範囲
受診なし
受診なし
受診なし
H

A



8.0以上
7.0~7.9

(

6.5~6.9



)

6.5未満

点線青枠、実線赤枠:健診・レセプトデータから糖尿病と判断できないため、糖尿病性腎症重症化予防事業の対象外
(CKD 対策<点線青枠>、高血圧対策<実線赤枠>としての受診勧奨・保健指導等は必要に応じて行う)

糖尿病受診中の者

※4

腎障害の程度
以下のどちらかに該当。
・eGFR<45
・尿蛋白(+)以上
血圧区分 ※2
受診中
H

A



以下のどちらかに該当。
・45≦eGFR<60
・尿蛋白(±)
血圧区分 ※2

血圧高値
正常範囲
受診なし

受診中

血圧高値
正常範囲
受診なし

以下の両方に該当。
・60≦eGFR
・尿蛋白(-)
血圧区分 ※2
受診中

血圧高値
正常範囲
受診なし

腎障害の
程度/
血圧区分
判定不可
※3

8.0以上
7.0~7.9

(

6.5~6.9



)

6.5未満

糖尿病受診中の場合には、HbA1c<6.5%も糖尿病性腎症重症化予防事業の対象。糖尿病受診中で主治医があるため、高血圧未受診でも受診勧奨
ではなく、保健指導とする。
保健指導Ⅰ

受診勧奨Ⅰ

保健指導Ⅱ

受診勧奨Ⅱ

保健指導Ⅲ

受診勧奨Ⅲ

CKD対策

高血圧受診勧奨

※保健指導Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、受診勧奨Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの内容については図表 13参照
※1 糖尿病未受診者:対象年度に 2 型糖尿病の受診実績がない者
※2 血圧区分の「受診中」:対象年度に高血圧症の受診実績がある者
「血圧高値受診なし」:140 ㎜ Hg≦収縮期血圧または 90 ㎜ Hg≦拡張期血圧に該当し、対象年度に高血圧症の受診実績がない者
「血圧高値」判定は、収縮期血圧または拡張期血圧のいずれかの測定値のみでも、有所見判定
(140 ㎜ Hg≦収縮期血圧または 90 ㎜ Hg≦拡張期血圧)が可能な者も含む。
※3 腎障害の程度 血圧区分判定不可:HbA1c 判定者のうち、尿蛋白、血圧の測定値がなく、腎障害の程度、血圧区分のいずれかの判定ができない者。
eGFR の判定値がない場合は暫定的に「異常なし」と分類。
※4 糖尿病受診中の者:対象年度に 2 型糖尿病の受診実績がある者

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