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糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和6年度版) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38699.html
出典情報 糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について(3/28)《厚生労働省》
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の優先順位を適切に検討するに当たっては、地域の健康課題や関連する保健事
業と連動させるなど、保健指導が必要な対象者への支援を取りこぼさないよう
に留意する必要がある。
図表 4

糖尿病性腎症重症化予防と関連する保健事業

CKD対策

糖尿病対策

糖尿病性腎症重症化予防
【糖尿病対策】
生活習慣の改善による糖尿病の発症及び重症化を予防する(糖尿病性腎症等の重大な合併症の発
症・重症化を予防し、新規透析導入を予防することを含む)。

【CKD対策】
医療連携体制の整備等により早期発見・治療につなげ、CKDの重症化を予防し、新規透析導入を予防
する。
【糖尿病性腎症重症化予防】
糖尿病性腎症の重症化を予防することにより、新規透析導入を予防する。

(3)年齢層を考慮した取組の実施
○ 健康課題やその取り巻く状況はライフステージ13により異なるため、健康日
本21をはじめとする各種保健事業の取組において、ライフステージに応じた健
康づくりの取組を進めてきた。糖尿病性腎症重症化予防の取組においても、ラ
イフコースアプローチ14の観点を踏まえライフステージに応じた取組を推進す
ることが重要である。
○ 糖尿病の発症・重症化には、食生活の乱れや多量飲酒、身体活動量の低下
等、生活習慣が大きく関与している15。また、受動喫煙を含めた喫煙、睡眠の
質や量の低下、うつ傾向や精神的ストレスが発症の危険因子であることや、歯
13

乳幼児期、青壮年期、高齢期等の人の生涯における各段階のこと。
胎児期から高齢期に至るまでの人の生涯を経時的に捉えること。
15
2型糖尿病は生活習慣の影響のみで発生するわけではなく、遺伝的素因等も関与していることには十分に
留意する必要がある。健康づくりによる予防の観点から、生活習慣や環境の改善は重要である。
14

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