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糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和6年度版) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38699.html
出典情報 糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について(3/28)《厚生労働省》
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健康サポート薬局26や栄養ケア・ステーション27、まちの保健室28等のように、
地域で活動する保健医療等の専門職・地域住民による、主体的な健康の保持・
増進を積極的に支援する機能を備えた機関等がある地域においては、それらの
資源が糖尿病性腎症重症化予防の体制整備に有効に活用されるよう、医療関係
団体等は、都道府県、市町村や広域連合に情報共有するなど共に検討する。
(6)都道府県糖尿病対策推進会議の役割
糖尿病対策推進会議 29は、糖尿病診療において、①かかりつけ医機能の充実
と病診連携の推進、②受診勧奨と事後指導の充実、③糖尿病治療成績の向上、
を目的に平成17年に設立された会議であり、国レベルだけでなく全都道府県に
設置されている。
糖尿病対策推進会議は、会議の理念に合致した糖尿病性腎症重症化予防事業
に積極的に関与していくことが期待される。
糖尿病性腎症重症化予防に係る国・都道府県における動向等について、構成
団体に周知するとともに、医学的・科学的観点から県内における糖尿病性腎症
重症化予防の取組について助言を行うなど、自治体や広域連合等の取組に協力
することが求められている。
糖尿病対策推進会議は、市町村等との連携の窓口となる責任者 30を決めたう
えで、その責任者が中心となって調整を行い、当該会議として、自治体等で行
う糖尿病性腎症重症化予防の取組に助言等を行うことが期待される。また、市
町村等が都道府県糖尿病対策推進会議と連携が図れるように、窓口となる責任
者について周知する必要がある。

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健康サポート薬局とは、かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能に加え、国民による主体的な健康の保持
増進を積極的に支援する(健康サポート)機能を備えた薬局のことであり、厚生労働大臣が定める基準に
適合するものとして都道府県知事に届出を行ったうえでその旨を表示することができる薬局のことであ
る。
27
栄養ケア・ステーションとは、日本栄養士会及び都道府県栄養士会が設置し、所属する管理栄養士・栄養
士が、医療機関や自治体等と連携し、地域住民に対して栄養相談・保健指導等のサービスを提供する地域
密着型の拠点である。
28
まちの保健室とは、地域の看護職が、通いの場や訪問看護ステーション等の様々な場を活用し、幅広い年
齢層、健康レベルの住民を対象に健康相談やプライマリヘルスケア、地域のネットワークづくり等を担う
機能を有するもので、名称は地域等によって異なる場合がある。
29
日本糖尿病対策推進会議を構成する団体※1は、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会、日本歯科
医師会等19団体で構成されている。都道府県糖尿病対策推進会議の構成団体については、これらを参考に
されることが望ましい。
※1 https://www.med.or.jp/doctor/diabetes/
30
日本医師会では都道府県医師会糖尿病対策(推進会議)の担当者一覧※1をとりまとめ、日本糖尿病学会では
市町村単位の担当医※2、また、都道府県単位で日本糖尿病対策推進会議日本糖尿病学会地区担当委員※3を定
めており、地域での取組を進めるに当たっては、これらの担当医師と連携しながら進めていくことも重要であ
る。
※1 https://www.med.or.jp/doctor/diabetes/
※2 http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=88
※3 http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=88

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