よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(5)認知症グループホームの例外的な夜勤職員体制の取扱いの施行後の状況把握・検証、必要な対応の検討に関する調査研究事業(報告書)(案)[6.5MB] (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

が最も多く 72.3%であった。


職員に関することについて、
「夜勤職員の身体的負担が増える」が最も多く 70.1%、次いで「夜勤職
員の精神的負担が増える」が 69.2%、
「非常災害時や利用者の急変時にはユニットごとに1人以上の
夜勤職員での対応が必要であるため」が 60.4%であった。



事業所運営に関することについて、
「特にない」が最も多く 43.6%であった。

【3ユニット2人夜勤体制を導入するために必要な支援】


3ユニット2人夜勤体制未導入の事業所の3ユニット2人夜勤体制を導入するために必要な支援
について調査した。



算定要件に関することについて、「同一階、各ユニット隣接でなくとも加算を算定できる要件の追
加」が 36.4% 、次いで「夜間の勤務に関するマニュアルの策定や避難訓練の実施といった安全対策
に関する研修会や手引きなどの支援」が 27.1%であった。



利用者に関することについて、
「利用者に応じた対応ができるための体制構築」が最も多く 55.1%、
次いで「利用者に応じた対応ができるための支援機器の導入支援」が 48.3%であった。



職員に関することについて、「夜勤職員の身体的・精神的負担を減らすための勤務体制の改善」が
最も多く 64.2%、次いで「非常災害時や利用者の急変時でも安全な対応ができるための支援機器の
導入」が 51.1%であった。



事業所運営に関することについて、「夜勤業務を効率化できる機器やツールの活用」が最も多く
51.7%、次いで「夜勤職員2人以上の場合の減算幅の見直し」が 41.7%であった。

2. 効果実証について
【タイムスタディ調査の結果】


実証テーマ①(3ユニット2人夜勤を既に導入している事業所の業務実態の把握)では、夜勤職員
1人1日(600 分)あたりの業務時間は、直接介護が 177.1 分、間接業務が 139.3 分、待機が 189.0
分であった。



実証テーマ②(3ユニット2人夜勤導入前後の業務内容等の比較)では、夜勤職員1人1日(600
分)あたり、事前から事後において直接介護の時間が 39.7 分増加した。



実証テーマ③(ICT を活用した例外的な夜勤職員体制導入前後の業務内容等の比較)では、夜勤職
員1人1日(600 分)あたり、事前から事後において直接介護の時間が 53.6 分増加した。

【訪室回数記録調査の結果】


実証テーマ①(3ユニット2人夜勤を既に導入している事業所の業務実態の把握)では、夜勤職員
1人1夜勤あたりの目的別訪室回数について、「定時巡視」が 31.2 回「利用者の離床」が 9.7 回、
「不穏な動きの確認」が 9.9 回、
「排泄の確認・対応」が 21.6 回だった。



実証テーマ②(3ユニット2人夜勤導入前後の業務内容等の比較)では、夜勤職員1人1夜勤あた
りの目的別訪室回数について、
「定時巡視」が事前 15.2 回から 24.7 回となり 9.5 回増加した。一
方、
「排泄の確認・対応」は事前 13.1 回から 10.9 回となり 2.2 回減少した。



実証テーマ③(ICT を活用した例外的な夜勤職員体制導入前後の業務内容等の比較)では、夜勤職

108