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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (66 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本産婦人科内視鏡学会は当該手術の普及を全面的に後押ししている。また、当該手術は外保連試案における技術度Dであ
り、安全性を担保するためにも日本産科婦人科学会は全ての婦人科領域のロボット支援手術を登録制としている。

施設の要件
産婦人科と麻酔科の標榜医が配置されていること。腹腔鏡下手術と同様の手技や設備。緊急手術が可能な体制。常勤の臨床
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 工学技士が1名以上配置されていること。以上を施設要件とする。
等)
①医師3名中2名は既定のトレーニングコースを受講し、個人名で使用許可証を取得すること。②そのうち医師1名は内視鏡
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 手技に習熟していること。③術者は実機あるいはシミュレーターで十分なトレーニングを受け、手術ロボット特有の操作方
法に習熟していること。④術者は婦人科良性疾患手術および内視鏡手術、それぞれ20例以上の経験があること。
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 日本産科婦人科学会の「婦人科領域におけるロボット手術に関する指針」を遵守する。
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

開腹術、腟式手術や腹腔鏡手術より合併症の軽減が見込める。なお、第12回日本内視鏡外科学会アンケート集計結果では、
腹腔鏡手術のトロカー刺入による合併症の頻度は0.33%である。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

101,844
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,018,442円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0304320
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):240
------------------------------------------------------------------(ここまで)

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

特になし

番号
技術名

該当なし
該当なし

具体的な内容

該当なし

プラスマイナス
予想影響額(円)

289,871,000円

その根拠

保険収載となった場合、年間の腹腔鏡下腟断端挙上術の半数が減少し、その分ロボット支援下腟断端挙上術が500例増加す
ると見込まれる。500例×1,018,442円-500例×438,700円=289,871,000円

備考

ロボット支援下腟断端挙上術と腹腔鏡下腟断端挙上術の保険点数が同等であれば、予想影響額は0円である。

増(+)

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
内視鏡手術用支援機器
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robotic and laparoendoscopic single-site utero-sacral ligament suspension for apical vaginal prolapse:
Davila HH, et al.
J Robotic Surg (2017) 11:171–177

4)概要

腹腔鏡下腟断端挙上術とロボット支援下腟断端挙上術の比較で、手術時間、周術期合併症および改善率に差異を認めなかっ
た。ただし、ロボット支援下腟断端挙上術の方がラーニングカーブが短い可能性がある。

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

An updated systematic review and network meta‐analysis comparing open, laparoscopic and robotic‐assisted
sacrocolpopexy for managing pelvic organ prolapse
Chang CL, et al.
Journal of Robotic Surgery (2022) 16:1037–1045

4)概要

開腹仙骨腟固定術、腹腔鏡仙骨腟固定術、ロボット支援下仙骨腟固定術の比較でロボット支援下仙骨腟固定術の出血量が最
も少なかった。

1)名称
⑯参考文献2

1867