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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (155 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

鼻中隔前弯矯正術の術者は、難易度が高い手術であるため高度な専門性を必要とし、96%が卒後11年目以上であり、48%が
卒後16年目以上であった。鼻中隔外鼻形成術は、64%が耳鼻咽喉科と形成外科の合同手術であり、術者は92%が卒後11年目
以上であり、41%が卒後16年目以上の耳鼻咽喉科もしくは形成外科医師であった。難易度が高い術式であり、術者には耳鼻
咽喉科と形成外科のより高度な専門性・医療技術が求められる。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

耳鼻咽喉科あるいは頭頸部外科、形成外科を標榜する診療科があり、同診療科の10年以上の経歴を有する常勤医が在籍する
こと。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型:医師2名(少なくとも1名の耳鼻咽喉科専門医)、看護師2名
内視鏡下鼻中隔手術Ⅳ型:医師3名(少なくとも1名の耳鼻咽喉科専門医もしくは形成外科専門医)、看護師2名

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

当該技術の適応の判断および実施に当たっては、尊守すべきガイドラインはない。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

副作用等のリスクは、既存のK347-3内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨・軟骨手術)、K334-2鼻骨変形治癒骨折矯正術、K347-2変
形外鼻手術と同等である。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし


妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型:56,715点、内視鏡下鼻中隔手術Ⅳ型:119,243点
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):567,151円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S 94-0142830
技術度:D 医師(術者含む):2 看護師:2 その他:0 所要時間(分):210分
外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,192,432円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S 94-0142840
技術度:E 医師(術者含む):3(執刀1、協力2) 看護師:2 その他:0 所要時間(分):240分
------------------------------------------------------------------(ここまで)

区分

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

なし

プラスマイナス
予想影響額(円)

300,388,500円

その根拠

増(+)

現在、K347-3の内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨・軟骨手術)の点数は、6,620点である。前弯矯正術は年間150回、鼻中隔外鼻
形成術は年間200回と見込まれることから、予想影響額は、前弯矯正術が(567,150-66,200)×150=75,142,500円、鼻中隔外
鼻形成術が(1,192,430-66,200)×200=225,246,000円で、計300,388,500円である。

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本形成外科学会

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

How to Resolve the Caudal Septal Deviation?: Clinical Outcomes After Septoplasty With Bony Batten Grafting
Yong S. Chung, Jeong-Hun Seol, Jee-Min Choi, Dong-Hyuk Shin, Yong W. Kim, Jae H. Cho, Jin K. Kim.
The Laryngoscope, 2014年、8月、1771-1776.
鼻中隔前弯に対し、鼻底部で離断し、長さ調節を行い、再構築する術式の手術方法・治療効果を評価している。
前弯を伴う鼻中隔弯曲症に対するHemitransfixion approachの検討
平井知久、福島典之、呉奎真、高橋紗央里、西田学、益田慎、長嶺尚代
日本耳鼻咽喉科学会会報、2018年、5月、5号、664-672.
鼻中隔前弯症例に対する手術方法・治療効果の評価をし、弯曲の程度や病態による手術方法を提言している。
The use of spreader grafts in revision septoplasty.
Atespare A, Boyaci Z
J Craniofac Surg, 2016, 1656-1660
高度鼻中隔弯曲症や鼻中隔上弯を伴う症例は、鼻内手術での改善は困難であり、鼻中隔外鼻形成術の適応となる。
形成外科手技を用いた鼻中隔外鼻形成術―前弯治療における鼻中隔軟骨尾側部の重要性―
宮脇剛司、積山真也、梅田剛、森山壮、森恵莉、浅香大也、飯村慈朗、鴻信義
日本鼻科学会会誌、2018年、4号、637-646.
鼻中隔矯正術で治療できなかった前弯・上弯に対し、形成外科手技を用いた鼻中隔外形成術を解説している。
Open septorhinoplastyが及ぼす鼻閉とQOLへの効果
細川悠、飯村慈朗、積山真也、宮脇剛司
日本頭蓋顎顔面外科学会誌、2020年、4号、161-167.
鼻中隔外鼻形成術は、鼻中隔全体を操作するため効果を高くし、鼻閉改善だけでなくQOL改善にも寄与している。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

1956