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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (166 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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内視鏡下上咽頭擦過療法
(Endsocopic Epipharyngeal Abrasive Therapy: E-EAT)
【既存の治療法との比較】
【技術の概要】
電子鼻内視鏡を鼻腔から挿入してモニターで上咽頭を明視野に置いた
既存の方法(口腔、咽頭処置J098、14点)は盲目的であるため、上咽
上で、対側鼻腔または口腔から0.5〜1%塩化亜鉛溶液を浸した鼻綿棒
頭の炎症部位に的確に塗布、擦過するのは困難
または巻綿子を用いてそれぞれ経鼻的または経口的に病変部位を中心
本治療は、鼻内視鏡で上咽頭を直視することによって、正確に病変部
に上咽頭粘膜全体を擦過する。
位を診断し、かつ安全に塗布、擦過することが可能
操作関与時間は約30分、実施頻度は1〜2週に1回、4回を1クー
内視鏡下に行うために、①高額な医療機器:鼻内視鏡システム(約400
ルとして2〜4クール行う。
万円)、②高度な技術(講習を受講することによって取得可能)、③
操作関与時間延長(約30分)、④術者1名、介助者(看護師)1名が必
【対象疾患・症例】

対象疾患:慢性上咽頭炎
【治療成績】日本口腔咽頭科学会上咽頭擦過療法検討委員会が行ってい
推定年間患者数:約15万人
る前向き試験、上咽頭擦過療法を週1回、計8回施行、n=130

鼻綿棒・巻綿子で経鼻的・経口的に上咽頭を擦過

鼻綿棒・巻綿子で経鼻的・経口的に上咽頭粘を擦過

【診療報酬上の取扱】
J処置
720点(鼻咽喉内視鏡を用いる嚥下
1967

内視鏡検査720点と比較して、同等
の難易度であると考えられるため)