よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000095525.html
出典情報 看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(10/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

あった。
このため、新興感染症等の発生時において、病院等が新興感染症等に的
確に対応できる看護師を円滑に確保できるよう、平時から、専門性の高い
看護師を養成・確保することが重要であることから、第四に基づき、特定
行為研修修了者、専門看護師、認定看護師その他の専門性の高い看護師の
養成・確保を推進することが重要である。


新興感染症や災害に的確に対応できる看護師等の応援派遣
新興感染症が一部の医療機関で集中的に拡大し、看護師等の確保が困難
になった場合は、他の医療機関からの新興感染症に的確に対応できる看護
師等の応援派遣が必要になる。また、新興感染症が一部の地域で集中的に
拡大した場合や、大規模な災害が発生した場合において、看護師等の確保
が困難になったときは、他の都道府県の医療機関からの新興感染症や災害
に的確に対応できる看護師等の応援派遣が必要になる。
一方、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一
部を改正する法律(令和4年法律第 96 号。以下「感染症法等改正法」とい
う。)による改正後の医療法(以下「新医療法」という。)の規定により、
国において、新興感染症拡大地域や被災地域に応援派遣され、新興感染症
及び災害への支援に対応できる医療従事者の養成を図り、リスト化を進め
るとともに、都道府県と医療機関の間で、新興感染症や災害の発生時に、
医療従事者の応援派遣に対応する旨の協定を事前に締結する仕組みが整備
された。また、感染症法等改正法による改正後の感染症法(以下「新感染
症法」という。)においては、新興感染症が一部の都道府県で集中的に拡大
した場合等において、国において、他の都道府県の医療機関からの応援派
遣を調整する全国レベルでの医療従事者の応援派遣調整を行う仕組みも法
定化された。
新興感染症や災害が発生した場合において、新興感染症や災害に的確に
対応できる看護師等の応援派遣を迅速に実施できるよう、新医療法及び新
感染症法に基づき、新興感染症及び災害への支援に的確に対応できる看護
師等(以下「災害支援ナース」という。)の養成及び応援派遣を行う仕組み
を構築することが必要である。
こうした仕組みに基づき、国においては、災害支援ナースの養成及びリ
スト化を進めるとともに、新興感染症が一部の都道府県で集中的に拡大し
た場合や大規模な災害が発生した場合における全国レベルでの看護師等の
応援派遣調整を行う体制を整備することが重要である。また、都道府県に
おいては、医療機関等との連携の下、災害支援ナースの養成に係る研修の
受講を推進するとともに、災害支援ナースの応援派遣に係る医療機関等と

23