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看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000095525.html
出典情報 看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(10/26)《厚生労働省》
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にすることが必要であり、病院等の管理者は、こうした勤務環境の整備に
努めることが求められる。
チーム医療を推進する際には、看護の専門性を一層発揮するため、医療
従事者の合意形成の下、業務の移管や共同化(タスク・シフト/シェア)
を進めていくことも重要である。例えば、特定行為研修(保健師助産師看
護師法第 37 条の2第2項第4号に規定する特定行為研修をいう。以下同
じ。)は、看護師の資質向上に資するとともに、医師とのタスク・シフト/
シェアとして医師の労働時間短縮への効果も期待される。
また、看護師等がより専門性を発揮できるようにするためには、看護師
等から看護補助者へのタスク・シフト/シェアを進めるなど、協働を推進
していくことが重要である。このため、看護補助者への研修を進めて、技
能の向上を図るとともに、看護管理者や看護師等が看護補助者との協働を
円滑に実施するための知識や方法について理解を深め、活用の仕組みや体
制を構築する能力を身につけることが望まれる。

第四


研修等による看護師等の資質の向上に関する事項
生涯にわたる研修等による資質の向上
医学・医療の高度化・専門化が進む中で、看護業務に直接必要な専門的
知識や技術とともに、ICTの進歩等への対応、地域包括ケアにおける関
係者との調整機能に係る知識等、業務を長期間にわたって継続していくた
めには、多方面にわたる基本的な知識について学習を行う必要がある。ま
た、自らの専門性をより高めていくことも重要である。
看護師等が専門職業人として成長するためには、看護師等がたゆまぬ努
力を重ねる必要があることは当然であるが、国、都道府県、職能団体、病
院等の関係者が協力して、その専門性が適切に評価されつつ、生涯にわた
って継続的に自己研鑽(さん)を積むことができるような研修システムの構
築や有給研修制度の積極的導入など、環境の整備に努める必要がある。
特に看護師等はライフイベントによるキャリア中断が多いことから、人
生 100 年時代においては、新人世代から高齢世代までを通じたキャリアの
継続支援が重要である。
このため、国は知識・技術・経験を有する看護師等と現場を的確にマッ
チングするための標準的なポートフォリオを示し、キャリアの可視化と活
用を進めることが重要である。なお、仕事の中断に関わるライフイベント
があるという前提でキャリアの可視化を図るとともに、キャリア中断から
の復帰を含むキャリアアップの道筋を示す工夫を行うことが重要である。
また、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律

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