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参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会  小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回  1/17)《厚生労働省》
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2.

調査票の作成・発送・回収・集計方法

1) 倫理的配慮・手続き
本研究は「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省・厚生労働省)に沿って
国立がん研究センターおよび参加施設の倫理審査委員会の承認を得て行った。さらに対象者へ
調査用紙が届くことにより、病名が郵送の過程で露見することのないよう封筒には「がん」との
文言は避け、特に施設の希望がない限り一律に研究班の封筒を使用した。なお、プライバシー保
護のため、症例数が年間最大 3 例以下の施設は除外し、回答者が特定されることのないよう配慮
した。
また、小児がん患者の実態を把握するためには、本人からの回答を得ることが適切であるが、
国内における本人への病名告知や本人の病状認識の正確な実態が把握できていないことから、
本調査では、家族等の視点で小児がん患者の実態把握を行うこととし、すべて家族等の回答とし
た。

2) 調査票の作成
調査票は成人調査のものを参考に作成された。成人調査と同様の質問を多く扱っているが、小
児がん患者の体験に特異的な分野についても調査を行うため、いくつかの質問を削除、追加した。
なお、質問の追加に当たっては、患者会にご協力いただき、フォーカスグループインタビューを
通じ質問の選定を行った。できあがった調査票に関しては協力が得られた患者関係者 10 名ほど
に対してパイロット調査を行い、文言の倫理的側面および妥当性を検証、修正を行った。なお、
小児がん患者の体験に特異的な分野として新たに追加されたものは、
「病状説明・告知」

「教育」

「長期フォローアップ」に関する質問である。また、本調査は家族等による回答であるため、成
人調査において患者本人を対象に設定された質問に関しては全問削除された。

3) 発送・回収方法
各参加施設の協力を得て、対象患者の保護者に対して調査票の発送を行った。回答はすべて無
記名で、同封された返信用封筒により国立がん研究センター事務局へ直接返送するよう依頼し
た。

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