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【資料1】認知症への対応力強化 (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75593.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第264回 9/3)《厚生労働省》
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通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護における社会参加活動の実施状況
■活動C「地域住民や団体・企業等と連携し、利用者に役割がある形で行う活動(外部の企業等と連携した有償・無償ボランティア)」

長太の寄合所「くじら」
法人名:有限会社 ホワイト介護
【実施している社会参加活動】
①くじら合唱団


事業所名:長太の寄合所「くじら」

事業所種別:地域密着型通所介護

利用定員:10人

ピアノとミュージックベルの先生の指導のもと、懐かしい歌とミュージックベル演奏の練習を行い、市民会館や他の介護施設、遠方の家族に向けての出前・オ
ンライン演奏会、DVD作成、認知症研修会での演奏会などを実施。

②くじら屋さん


縫い物の商品(箱ティッシュカバー、くるみボタン、缶バッチ)を作り、地元企業や収穫祭・学会などで販売。得た収入で何がしたいかを利用者に確認し、寿
司屋での慰労会の開催や、鰻屋で鰻を購入して食べる等、楽しんでいる。

③みまもり隊


くじらメンバーの「子供たちのために何か役に立ちたい」という思いと、子どもの安全・安心な地域づくりを目指し、小学校と連携し、見守り活動を実施。

④季節の行事


「遊び・ご馳走・作品展示」について、企画から当日の運営までの過程を楽しみながら活動。元お好み焼き屋の利用者がねぎ焼きを焼き販売したり、事務の仕
事をしていた方が受付をしたりと、くじらメンバーが役割を持ち、地域の人の子供からお年寄り、くじらメンバーの家族におもてなしをしている。

【社会参加活動を実施する中での工夫】


本人のやりたいことの汲み取りについて、興味・関心チェックシートを用いた「してみたい事」・「興味がある事」の確認、またその作業がその方の人生に
とってどのように重要かなどを、懐かしい会話(回想法)やできること探し・工程分析等を通して、時間をかけて丁寧に確認している。



家族に対しては社会参加活動の立ち上げのきっかけや活動の意義を伝え、介護支援専門員に対して、ケアプランへの反映のため、利用者のニーズ及び活動内容
を説明している。利用者のためである活動だと明示するため、活動中の写真を用いて様子を伝えることや、演奏会に家族や介護支援専門員を呼び、利用者がや
りがいを持って演奏している姿、お客さんから拍手をもらい喜ばれている姿、さまざまな方と交流している姿等を見てもらっている。

【社会参加活動の実施による効果】


利用者への効果として、他者とのつながりができ、仲間同士での新たな夢が生まれ、さらなる生きがいややりがいの向上につながっている。また、BPSDなどの
症状の軽減や、自分のことをするだけではなく他者へ援助する姿勢等も見られるようになった。



家族への効果として、家族間での会話が弾み、日頃はあまり見ることのできないお母さん、おばあちゃんの生き生きした様子を見ることができ、本人だけでは
なく、家族にとっての安心感の醸成にも寄与することができた。



職員への効果として、市民会館や認知症研修会での演奏会など、日常では味わえない経験ができるため、通所する仲間(利用者)と同じように意欲が湧き出て
いる。「介護」=「働く」ということ以上に、職員の人生を豊かにできる場所となっていると考えている。

出典:令和5年度老人保健健康増進等事業「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護における社会参加活動の実施状況に関する調査研究事業」より老健局認知症施策・
地域介護推進課にて作成

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