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参考資料2 障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(第2版)案(別冊) (7 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74454.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第157回 7/10)《厚生労働省》 |
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2 . 施 設 での生 活 を継 続 するかどうかの意 思 決 定 支 援
施設入所支援を利用して 15 年になる B さんは、知的障害と自閉スペクトラム症があり、
言葉によるコミュニケーションが難しい状態であった。また、家族が亡くなり、成年後見人が
選任されていた。担当の相談支援専門員は、継続サービス利用支援によるモニタリングで、
今後も引き続き施設入所支援を利用するのか、グループホーム等に生活の場を移行するの
か、B さんの意思決定支援が必要であると考えていた。
そこで、担当の相談支援専門員が意思決定支援責任者となり、B さんと成年後見人、施設
入所支援のサービス管理責任者と B さんの担当職員、グループホームのサービス管理責任
者の参加により、B さんの意思決定支援会議を開くこととなった。B さんは、いつものスケジ
ュールとは違う会議への参加となり、落ち着きがなく不安そうにしていた。その様子を見て
いた成年後見人は、B さんが施設に慣れて落ち着いた生活を送れているのに、生活の場を
変えることで B さんが不安定な状態にならないか不安であると話した。意思決定支援責任
者が、自宅での B さんの様子について成年後見人に尋ねると、帰省した時は、自分でお湯を
沸かしてカップラーメンを作って食べていること等が話された。施設入所支援のサービス管
理責任者と担当職員はその話を聞いて、施設では自分でお湯を沸かしたり、カップラーメン
を作って食べたりする場面がなかったため、施設の環境が B さんの本来できることを狭め
てしまっているのではないか、B さんにとってよりよい生活の場について考えることが必要
ではないかと思った、と話した。
B さんは、目の前にある洋服や食べ物の中から自分が気に入った物を選んだり、絵カード
や写真カードを見て、その日に行う活動を選んだりはできるが、経験したことがないグルー
プホームの生活と今の施設の生活を比べて選ぶことは難しかった。そこで、グループホーム
のサービス管理責任者は、空き部屋のあるグループホームがあるので、体験利用をしてみて、
その様子から B さんの意思を確認してはどうかと提案した。成年後見人も、「体験してみた
結果が B さんのためになるなら」という意見であった。
意思決定支援責任者である相談支援専門員は、意思決定支援会議の結果を踏まえてサー
ビス等利用計画を変更し、地域移行支援に基づくグループホームの体験利用を行う内容に
見直した。また、1 ヶ月後に再度意思決定支援会議を開き、B さんの体験利用の様子を共有
し、B さんが今後の生活の場について施設の利用を継続したいのか、グループホームで生活
したいのかについて確認することになった。B さんがグループホームで混乱しないように、
施設で使っていた絵カードやスケジュールをグループホームでも使うことにした。人数の少
ないグループホームの環境は、B さんにとって落ち着けるようだった。近くのコンビニエン
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施設入所支援を利用して 15 年になる B さんは、知的障害と自閉スペクトラム症があり、
言葉によるコミュニケーションが難しい状態であった。また、家族が亡くなり、成年後見人が
選任されていた。担当の相談支援専門員は、継続サービス利用支援によるモニタリングで、
今後も引き続き施設入所支援を利用するのか、グループホーム等に生活の場を移行するの
か、B さんの意思決定支援が必要であると考えていた。
そこで、担当の相談支援専門員が意思決定支援責任者となり、B さんと成年後見人、施設
入所支援のサービス管理責任者と B さんの担当職員、グループホームのサービス管理責任
者の参加により、B さんの意思決定支援会議を開くこととなった。B さんは、いつものスケジ
ュールとは違う会議への参加となり、落ち着きがなく不安そうにしていた。その様子を見て
いた成年後見人は、B さんが施設に慣れて落ち着いた生活を送れているのに、生活の場を
変えることで B さんが不安定な状態にならないか不安であると話した。意思決定支援責任
者が、自宅での B さんの様子について成年後見人に尋ねると、帰省した時は、自分でお湯を
沸かしてカップラーメンを作って食べていること等が話された。施設入所支援のサービス管
理責任者と担当職員はその話を聞いて、施設では自分でお湯を沸かしたり、カップラーメン
を作って食べたりする場面がなかったため、施設の環境が B さんの本来できることを狭め
てしまっているのではないか、B さんにとってよりよい生活の場について考えることが必要
ではないかと思った、と話した。
B さんは、目の前にある洋服や食べ物の中から自分が気に入った物を選んだり、絵カード
や写真カードを見て、その日に行う活動を選んだりはできるが、経験したことがないグルー
プホームの生活と今の施設の生活を比べて選ぶことは難しかった。そこで、グループホーム
のサービス管理責任者は、空き部屋のあるグループホームがあるので、体験利用をしてみて、
その様子から B さんの意思を確認してはどうかと提案した。成年後見人も、「体験してみた
結果が B さんのためになるなら」という意見であった。
意思決定支援責任者である相談支援専門員は、意思決定支援会議の結果を踏まえてサー
ビス等利用計画を変更し、地域移行支援に基づくグループホームの体験利用を行う内容に
見直した。また、1 ヶ月後に再度意思決定支援会議を開き、B さんの体験利用の様子を共有
し、B さんが今後の生活の場について施設の利用を継続したいのか、グループホームで生活
したいのかについて確認することになった。B さんがグループホームで混乱しないように、
施設で使っていた絵カードやスケジュールをグループホームでも使うことにした。人数の少
ないグループホームの環境は、B さんにとって落ち着けるようだった。近くのコンビニエン
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