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参考資料2 障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(第2版)案(別冊) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74454.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第157回 7/10)《厚生労働省》
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った背景を理解し、C さんの意思を確認する手がかりを得るために、意思決定支援責任者で
ある相談支援専門員が C さんを伴って自宅に行ってみることになった。
自宅は老朽化が進んでおり、D さんが家出をしていた 1 年間でゴミ屋敷のような状態に
なっていた。自宅に戻った D さんも交えて、C さんの話を聴いた。C さんは、家事全般をし
てくれていた D さんが家出をしたことはショックだったこと等を話し始めた。C さんは、趣味
だった手芸品や書道作品、賞状等を見せてくれた。昔の写真には、流行の服を着て笑顔でポ
ーズをとる姿が写っていた。実家は立派な透かし彫りの小壁がある自慢の家だったという。
C さんは、自宅に帰りたい気持ちはあるが建物が老朽化してゴミ屋敷の状態であり、入院生
活での足腰の筋力の低下により自宅の和式トイレを使うことができないため生活できない
と考えていたこと、引っ越すとしても、お金をだまし取られたため資金がないこと、生活費が
苦しいこと等問題が山積みで、「もう自宅へは帰れない」とあきらめていたと話した。
相談支援専門員は、C さんの所得状況だと生活保護の申請ができること、そのための手続
やアパート探しの仕方等をわかりやすく説明し、自宅以外の暮らしもできることを丁寧に伝
えた。息子の D さんは、それにできる限り協力することを C さんに伝えた。
相談支援専門員は、再度意思決定支援会議を開いた。今回は C さんも参加し、生活保護を
受けてアパートを借り、息子と生活したいという意思を伝えることができた。C さんは、退院
後も、日常生活の様々な場面で意思決定支援を受けながら、本人らしい生活を送っている。

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