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参考資料2 障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(第2版)案(別冊) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74454.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第157回 7/10)《厚生労働省》
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週 5 日通う」「週 3 回程度に回数を減らす」「通うのをやめる」といった選択肢を示すカード
も作成し、日頃から E さんとのやり取りに慣れている職員が、普段と同じ落ち着いた口調や
スピードで話しかけるよう配慮し「通所を続ける」ことを示す写真やカードを差し出した際、E
さんは写真をじっと見てから職員の顔に視線を移し、表情がわずかに緩みながら「大きく一
度口をモグと開閉させる」反応を複数回示した。一方、「通所をやめる」カードを示したときに
は、写真からすぐに視線を外し、左右に大きく視線を動かす反応が繰り返し見られた。「週に
3回だけ通う」「活動内容を変えて通う」といったカードに対しては、「肯定」の口の動きが見
られる場面もあったが、日頃から体調によっては反応が弱くなることもあるので、その日の
体調の影響も考慮する必要があることが確認された。
結果、E さんは生活介護事業所でのクッキー作りや映画鑑賞などの活動自体には楽しみや
安心感を持っており、「通所を完全にやめる」ことは望んでいないと解釈される一方、通所の
頻度や移動の負担は確かに大きく、そのままの形で継続することは健康面からみて適切で
はない可能性が高いと判断された。すなわち、本人の意思は「通所そのものの中止」ではなく、
「負担を減らしながら通所を続ける」という方向性にあると解釈された。
そして、通所は継続するものの、体力や体調に応じて通所日数や時間を調整すること、負
担の大きい活動(長時間の外出など)は避け、クッキー作りや映画鑑賞など比較的負担の少
ない好みの活動を中心にすること、活動中に疲労のサインが見られた場合には、その日の活
動を早めに切り上げて休息をとるなど柔軟に対応することを方針として共有した。通所日数
については、週 5 日から週 3〜4 日への見直しが行われ、送迎の際には体に負担の少ない
姿勢の保持や移動時間の短縮等の工夫も検討された。事業所内では、活動と活動の間に休
息時間を設けることや、クッキー作りの工程の一部のみ参加する方法、映画鑑賞時の照明や
音量の調整など、E さんができるだけ快適に過ごせる環境づくりが進められた。
これらの変更を行った後も、事業所は従来どおり支援記録ツールへの写真や内容の記録
を継続し、活動中の表情や反応、帰宅後の様子について家族から得られた情報、通所前後の
体調の変化などを定期的に整理した。こうした情報は、定期的なサービス担当者会議や相談
支援専門員との打合せの中で共有され、必要に応じて通所頻度や活動内容の更なる調整が
行われた。

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