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参考資料2 障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(第2版)案(別冊) (22 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74454.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第157回 7/10)《厚生労働省》 |
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は最初、職員の顔とメニューを交互に見て迷っていたが、「前に、おにく、食べました。『おい
しい』って、こうやって(と、当時の笑顔をまねる)」と職員がジェスチャーを交えて話すと、ハ
ンバーグの写真に指を伸ばした。職員が「おにく、これ?」と確認すると、G さんは「うん」と頷
いたため、「じゃあ、これを食べましょう。G さんが選びました」と再度言葉にして、本人の選
択を尊重する姿勢を示した。
食事中、職員が「おいしい?」と尋ねると、G さんは笑顔で「おいしい」と答えた。職員は「自
分で選んだおにく、おいしいですね」と言葉を添え、選んだことと満足感が結びつくよう意識
して支援した。この一連の流れは、G さんが自分の好みを思い出し(意思形成)、指さしや頷
きといった方法でそれを表現し(意思表明)、実際に選んだ食事を摂る経験につなげる(意思
実現)というプロセスである。
一方で、G さんには自由に使えるお金があるが、その金額や残高を把握して使い方を計画
することは難しい。そこで職員は、お金の出入りを代わりに記録するだけでなく、「お金を何
に使うのか」「使うとどうなるのか」を視覚的に示しながら、一緒に考える金銭管理支援を行
うことにした。職員は G さんのために、簡単な「おこづかいボード」を作成した。ボードには、
今月自由に使えるお金の総額を、大きな数字と丸の数(例えば千円を丸一つで表すなど)で
示し、その下に「ごはんのお店」「おかいもの」「おかし」「タオル」などの項目ごとにイラストを
貼れるようにした。
外出の計画時には、「今月、G さんのお金は、ここまであります」と丸シールを並べて見せ、
「ごはんのお店に行くと、これが、こう(丸を一つ動かす)」と、視覚的に「お金が減る」様子を
示した。「ごはんのお店、いい?」と確認し、頷きを得た上で、「おかしも買う?」とお菓子のイ
ラストを指さしながらたずね、「うん」と返事があれば、さらに丸を一つ移動させて、「ごはん
とおかしで、ここまで使います」と見せる。最後に、「のこり、ここ」と残りの丸を指さして示し、
「あとで、また何かに使えます」と短く伝えた。
買い物や外出から戻った際には、レシートや職員の記録をもとに、「ごはんのお店、〇〇円」
「おかし、〇〇円」と職員がボードを使って整理し、「今日は、ここまで使いました。のこり、こ
こです」と、使った分と残りを一緒に確認した。G さんは、数字そのものの意味を理解してい
るかは不明なものの、お金を使うと丸が減り、残りの丸を見ながら「うん」と頷く様子が見ら
れた。職員は、このような視覚的な手がかりを通して、「お金を使えば減る」という感覚と、
「いくつ残っているか」を少しずつ共有していくことを意図した。
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しい』って、こうやって(と、当時の笑顔をまねる)」と職員がジェスチャーを交えて話すと、ハ
ンバーグの写真に指を伸ばした。職員が「おにく、これ?」と確認すると、G さんは「うん」と頷
いたため、「じゃあ、これを食べましょう。G さんが選びました」と再度言葉にして、本人の選
択を尊重する姿勢を示した。
食事中、職員が「おいしい?」と尋ねると、G さんは笑顔で「おいしい」と答えた。職員は「自
分で選んだおにく、おいしいですね」と言葉を添え、選んだことと満足感が結びつくよう意識
して支援した。この一連の流れは、G さんが自分の好みを思い出し(意思形成)、指さしや頷
きといった方法でそれを表現し(意思表明)、実際に選んだ食事を摂る経験につなげる(意思
実現)というプロセスである。
一方で、G さんには自由に使えるお金があるが、その金額や残高を把握して使い方を計画
することは難しい。そこで職員は、お金の出入りを代わりに記録するだけでなく、「お金を何
に使うのか」「使うとどうなるのか」を視覚的に示しながら、一緒に考える金銭管理支援を行
うことにした。職員は G さんのために、簡単な「おこづかいボード」を作成した。ボードには、
今月自由に使えるお金の総額を、大きな数字と丸の数(例えば千円を丸一つで表すなど)で
示し、その下に「ごはんのお店」「おかいもの」「おかし」「タオル」などの項目ごとにイラストを
貼れるようにした。
外出の計画時には、「今月、G さんのお金は、ここまであります」と丸シールを並べて見せ、
「ごはんのお店に行くと、これが、こう(丸を一つ動かす)」と、視覚的に「お金が減る」様子を
示した。「ごはんのお店、いい?」と確認し、頷きを得た上で、「おかしも買う?」とお菓子のイ
ラストを指さしながらたずね、「うん」と返事があれば、さらに丸を一つ移動させて、「ごはん
とおかしで、ここまで使います」と見せる。最後に、「のこり、ここ」と残りの丸を指さして示し、
「あとで、また何かに使えます」と短く伝えた。
買い物や外出から戻った際には、レシートや職員の記録をもとに、「ごはんのお店、〇〇円」
「おかし、〇〇円」と職員がボードを使って整理し、「今日は、ここまで使いました。のこり、こ
こです」と、使った分と残りを一緒に確認した。G さんは、数字そのものの意味を理解してい
るかは不明なものの、お金を使うと丸が減り、残りの丸を見ながら「うん」と頷く様子が見ら
れた。職員は、このような視覚的な手がかりを通して、「お金を使えば減る」という感覚と、
「いくつ残っているか」を少しずつ共有していくことを意図した。
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